ビットコインは総発行量に上限がある!(第6回)
連載コラム:ゼロからはじめる仮想通貨トレード:第6回
ビットコインはドルや円などのフィアット(法定通貨)とは違って総発行量の上限があらかじめ決まっており、それも最大の特徴の1つになります。
総発行数は2,100万BTC
前々回、ビットコインはマイニングによって新規に発行される仕組みだということを解説しましたが、1度に発行される数量は調整されており、さらに4年毎にその発行数量が半減していく仕組みになります。
あまりに短い期間で発行数が一気にと増加してしまうとインフレになり、ビットコインの価値が一気に下がってしまいます。
なので、そのような混乱を回避するように考えて作られています。
ビットコインの総発行数は2,100万BTCで、それ以上でもそれ以下でもありません。 2,100万BTCすべてがマイニングにより発行されてしまうと、もうそれ以上は新しいビットコインは生まれません。
発行数に上限があるという点がまたその価値を高める要素にもなりますね。
上限に到達するのはいつなのか?
2016年4月21日現在、すでに発行されているビットコインはおよそ1,545万BTCです。
その状況はこちらのサイト「市場に出回っているビットコイン数の合計(BLOCKCHAIN.info)」でも確認いただけます。
1回のマイニングにより得られるビットコインは50BTCから始まり、4年後には25BTC、さらに4年後には12.5BTCと半減していきます。
そこから計算すると、2140年ごろに2,100万BTCに達することになります。 もし2016年に採掘が尽きて総発行数の上限に達すると仮定して逆算すると、明治時代に最初のビットコインがマイニングされたことになりますね。
まとめ
ビットコインの総発行量の上限は2,100万BTC、それ以上でもそれ以下でもない!
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