ビットコインを最初に作った人は日本人!?(第7回)
連載コラム:ゼロからはじめる仮想通貨トレード:第7回
100万BTCを所有?
2008年10月、中本哲史(ナカモトサトシ/Satoshi Nakamoto)と名乗る人物がネット上に「ビットコイン:P2P電子マネーシステム」という論文を投稿したことがすべてのはじまりです。
しかし、そのナカモトサトシという人物についてはいまだに謎に包まれていて、本当に日本人なのかどうかも明らかになっていません。
3カ月後の2009年1月には、たくさんの研究者やプログラマーが触発され、ビットコイン理論を実現するためのソフトウェアが公開され、ビットコインの取引が行われました。
当時はビットコインが仮想通貨として使えるものなのか、何か重大な問題がないかどうかをテストするため、ゲーム感覚でマイニング(発掘)されていたにすぎず、ビットコインには経済的価値は全くなかったのです。
しかし、その時になんらかの可能性を感じたり、単なるノリで参加したりで多くのビットコインを保有していた人たちは、現在は莫大な価値の財産を手に入れたことになりました。
提唱者であるナカモトサトシ氏は100万BTCを所有していると推測されており、2016年4月21日のレートで1BTC=およそ47,000円とするなら、470億円にも相当する規模になります。
ナカモトサトシ発見?
2014年3月、「彼がビットコイン考案者だ!」として騒がれ、ネットでナカモトサトシと検索して画像も出てくるドリアン・プレンティス・サトシ・ナカモト氏。
自宅には取材陣が殺到し、裁判沙汰にもなりかけます。 彼は1949年に大分県別府市で生まれ、10歳の時にアメリカに移住。23歳でカリフォルニア州立工科大学を卒業。IT企業で働くエンジニアであるものの、実は完全な別人であることが判明しました…(笑)
後日、この騒動を不憫に思ってか、ビットコインコミュニティから時価2万ドル(220万円)以上のビットコインが寄付されることになります。
まとめ
ビットコインを最初に提唱した人物は「ナカモトサトシ」その存在は謎のまま! あと、仮想通貨というのはインターネットの登場と同じくらいインパクトのあるものだということも加えて覚えておいた方がよさそうです。
これまで紆余曲折あったビットコインですが、その価値は今後まだ上がり続けることでしょう。
×
よろしいですか?