FOMC受け、ドル円は荒い値動きで一時146.00円まで下落。
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【1/31相場概況】
東京時間、ドル円は、日銀金融政策決定会合における主な意見(1月22-23日分)で、金融政策正常化に向けた議論が今後本格化することが示され、一時は147.19円まで下落。しかし、仲値で147円台後半まで買い戻され堅調。欧州時間、ドル円はFOMCを控え147円台で小動き。NY時間、1月ADP全米雇用報告・10-12月期米雇用コスト指数・1月米シカゴ購買部協会景気指数が揃って予想を下回ると、ドル円は146.06円まで下落。FOMCでは、市場予想通りFFレートの誘導目標を5.25-5.50%に据え置きを決定。声明文では、前回まで、追加の引き締め策を決定する際の条件を入れていたが、今回はその表現を外し「追加利上げの可能性が極めて低くなった」と入れ替えた。しかし、「インフレが持続的に2%に向かっているとの確信が深まるまで、利下げは適切ではない」との見解を示し、早期利下げ観測を牽制する表現を新たに盛り込んだ。パウエルFRB議長の会見では、「適切であれば金利を長期間維持する用意がある」「3月利下げの可能性が高いとは考えていない」などと発言。ドル円は、一時146.00円と当日安値を更新するが、早期利下げ観測が後退し147円台半ばまで買い戻された。
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