「見える化インジケータ」の活用（その143）

1. 「２８通貨ペア一覧インジケータ」をさらに進化発展させインジケータ

「８CP見える化インジケータ」でGBPAUDを描く

「８CP見える化インジケータ」にはOceania版、London版、NewYork版、AnyCP版があります。今回は、Oceania版を使いました。

上半分は、GBPAUDの15分足チャートです。下半分は、「８CP見える化インジケータ」によるものです、橙色太線のグラフがGBPAUD に相当します。

月曜日に、GBPAUD が他のグラフを上抜けてきたので、買いエントリーします。火曜日にピークに達したので決済し、約190pipsの利益が得られました。

「８CP見える化インジケータ」で、最も動きの大きい通貨ペアの動きに注目するだけで、効率的なトレードをすることができます。

2. Best Selectインジケータを使ってみる

下の図は、2024年4月16日10:40（JST）のスクリーンショットです。

[Total]数値の降順に並んでいます。1番下の行のAUDUSDは、全ての時間足で赤色系の表示色になっています。Total数値が -3705.06と大きなマイナスの数字になっています。AUDUSDに著しい下降トレンドが発生していることを示しています。

では、AUDUSDのチャートを見てみましょう。

赤色の矢印がスクリーンショットを撮影した所です。急下落している所を捉えています。

「28通貨ペアBest Selectインジケータ」は、28通貨ペアの中で、最もトレンドが発生している通貨がどれかを容易に発見することができます。また、今、トレードをすべきか否かを、数値と色で教えてくれます。全通貨ペアの動向を一目で判断することができる優れたインジケータです。

「28通貨ペアBest Selectインジケータ」

https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/35128

3. 2021年5月から追っているEURJPYの動きはどうなった？

2021年5月からEURJPYの動きを追っています。

全体の流れを見るため、30分足チャートで直近約3週間分を描いています。

前回は、次のように書きました。

通貨強弱としては、JPY＞EURなのですが、JPYは弱い上向きに、EURはJPYよりも強い上向きになっているので、今後のEURJPYは上昇するものと見込まれます。

前回の予想通り、しっかりと上げてきています。

30分足の通貨強弱チャートです。

ピンク色がEUR、緑色がJPYです。通貨強弱としては、EUR＞JPYで、ベクトルは、どちらも上を向いていますが、JPYは弱い上向きに、EURはJPYよりも強い上向きになっているので、今後EURJPYは上昇するものと考えられます。

4. 新しい２つのインジケータがリリースされました。
「とれとれインジケータ」と「とれとれ28CP_Selectインジケータ」です。

これらは、相場を波動とみなし、収束／拡散の繰り返しの中から、収束から拡散に向かう方向のみトレードをする（それ以外の時間はトレードをしない）という考えをもとに作成されたものです。

　商品ページは、以下をご覧ください。

「とれとれインジケータ」

https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/50115

「とれとれ28CP_Selectインジケータ」

https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/50203

5. 「とれとれインジケータ」を使用したトレード事例（GBPAUD）
　GBPAUDの15分足に「とれとれインジケータ」を導入します。インジケータのメイン線が、十分に収束するのを待ってから、トレードを開始します。メイン線の色が赤なら売り、青なら買いです。
　

この例では、「とれとれインジケータ」のメイン線が３回収束しています。その後、メイン線の色が青に変わったので、ここから買いエントリーします。

最初の買いで75pips、２回目の買いで210pips、３回目の買いで100pips、合計385pipsの利益になりました。

２回目の買いポイントを5分足チャートで

　説明の為に、①と②の赤色垂直線を引いてあります。

通常の買いポイントは、「とれとれインジケータ」のメイン線が収束してから、青に変わった所（②の垂直線の位置）なのですが、全体の流れが上昇トレンドになっているので、インジケータのカラーが赤色からピンクに変わった所（①の垂直線の位置）で、買ったならば、上昇トレンドの、押し目の「底」位置での押し目買いができるわけです。
　まだ開発したばかりで、どのように使うかを色々と模索している段階なのですが、「とれとれインジケータ」には、大きな可能性を秘めているのではないかと考えています。