ブロックチェーンをごく簡単に説明してみると…(第11回)
連載コラム:ゼロからはじめる仮想通貨トレード:第11回
ブロックチェーンというのは、いつ誰が誰にいくらのビットコインを送ったか?という記録が残っている取引台帳(データベース)のことです。
その取引台帳はビットコインネットワークに参加する世界中の人たちのコンピューターにインストールされた「ビットコイン・コア」によって分散管理されています。 ここがビットコインが非中央集権的な通貨であるポイントですね。
日本円なら政府や日銀あるいは銀行、楽天ポイントなら楽天市場といったように中央組織が発行/管理していますが、ビットコインはそうではないものだというのがお分かりいただければと思います。
なぜブロックチェーンなのかというと、既存の記録(ブロック)に新しい記録を追加するときに、チェーン状に次から次へと追加していくことからだそうです。
ビットコインのサイクル
ビットコインは次のようにして発行/管理されています。
1:まず、ビットコインがマイニングされ新しく発行されるとブロックチェーンに登録される。
2:そのあと、ビットコインが送信され所有者が変わる毎にその記録が全てブロックチェーンに残されていく。
3:取引に不正がないかを世界中の人々が専用のソフトウェアを使ってチェックする。これがマイニング。
4:チェックを完了しブロックチェーンに追記できたマイナー1人(およそ10分毎)に報酬としてビットコインが与えられる。
また、ビットコインのブロックチェーンは世界中の誰でもが簡単に見ることが出来るように公開されいて透明性があります。
そうやって誰でも見ることが出来るのですが、ビットコインの所有者が誰なのかを特定することは不可能なのでご安心ください。
ビットコインやブロックチェーンについて全く知らない人に簡単に教えることを想定して書いてみました。
もしお近くにそういう方がいたらぜひこの記事を参考にしてみてください。
次の動画(英語)ですがブロックチェーンの仕組みが2分でわかるように作られています。
もし英語がわからない!という方はこちらのページにて画像解説がありますのでアクセスしてみてください。
BCCC「ブロックチェーン推進協会」発足
2016年4月25日、インフォテリア、日本マイクロソフト、さくらインターネット、テックビューロなど34社によりブロックチェーン推進協会(BCCC)が発足されました。 http://bccc.global/ja/
ブロックチェーン技術の普及に向け、各種イベントやセミナーを開催したり、実証実験の結果等の情報交換を行ったり、また関連スタートアップ企業への資金調達支援も行っていくそうです。
また、世界のブロックチェーン団体と連携してその情報を国内で共有し、同会による技術と経験と情報を世界に向けて発信していくとのこと。
これから日本国内での理解も深まり、技術も進歩することで仮想通貨の存在価値・実質的な価値が底上げされていくのは間違いなさそうですね!
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