Super Thursdayとは!? 英中銀、金融政策発表
◎戦略と注目点
ポンドは利確・決済。 リスク回避の様子見
今回の四半期インフレーションレポートは、通常よりも重要!
通常の四半期インフレーションレポートに加えて、英国がEUから合意なき離脱を選択した場合の、四半期インフレーションレポートが発表されるのではないかと予想されています。
◎見通し
本日は、金融政策発表と同時に四半期インフレーションレポートが発表されます。 内容が予測できない上に、インフレレポートがポンドに及ぼす影響が大きいため、リスク管理のためにポンドは全決済しています。
ポンドは、昨日のBrexit交渉進展で大きく買われています。
先月のEUサミットで、Brexit交渉に進展が見られず11月の臨時EUサミットも見送られたことから、ポンドは下落トレンド中でしたが、昨日の報道で反転上昇しています。
本日は英中銀の金融政策発表と四半期インフレーションレポートが発表されます。
金融政策で発表されるのは
・政策金利 (据え置き)
・QE額 (据え置き)
・MPCメンバー投票配分 (据え置き9名:利上げ0名)
この3点です。(括弧内)は予想です。
また、3・6・9・11月の金融政策と同時に発表されるのが、四半期インフレーションレポートです。
このインフレーションレポートが発表される金融政策発表を「Super Thursday」と呼ばれます。
インフレーションレポートでは、英中銀がこの先の英国経済をどのように見通しているかが発表されます。
前回の発表分と見比べることで、英国経済が上昇基調にあるのか? 下落基調にあるのか? どこに不安・懸念事項を見ているのか?
このようなことが分かります。
なので、インフレーションレポートの内容次第で、金融政策変更の期待値が変わってきます。 それにつれてポンドの水準も大幅に変動します。
その後開催される、カーニーBOE総裁の記者会見でも、大幅に動く可能性もあります。
もともとボラティリティの大きいポンド。
予測のしにくい「Super Thursday」の前にはポンドを決済して、リスク回避に徹したいと思います。
よろしいですか?