RCIで勝つ! 2回目 / 無料ツール配布中!!
RCI で勝つ! 第02回目
[ATS-Base] RCI研修室
トレードにおいて、多くの投資家が使っているインジケータの一つに「RCI」があります。RCIは、相場の逆張りやトレンド転換を捉えるために非常に有用なツールですが、実際に効果的に活用するためには、**RCIの本数(期間)**に注目する必要があります。
皆さんご存知の通り、RCIの本数を変えることでRCIの反応速度や信頼性が大きく変わります。例えば、短い本数を設定すれば、価格の変動に対して敏感に反応しますが、ダマシのシグナルが増えやすい傾向にあります。一方、長い本数を設定すれば、相場の大きな流れに合わせた安定したシグナルが得られますが、その分エントリーやエグジットのタイミングが遅れがちです。
この記事では、RCIの本数をどのように設定すれば、トレードにおいて最も効果的なシグナルが得られるのかを検証してみたいと思います。期間設定の違いがトレード結果にどのような影響を与えるのかについて考察していきます。
RCIの設定を見直すことで、現在のトレードがさらに精度の高いものになるかもしれません。自身のトレードスタイルに合ったRCI本数を見つけ、より効果的なトレードを実現されれば幸いです。
今、「ATS-13 RCI navi」を無料で配布していますので、この機会に是非ダウンロードしてみてください。
まずMT4をインストールして「RSI」をセットすると「Period = 9」( = 9本)となっています。この「9」ですが、多くの相場に対応できる設定値ですので規定値としてセットしてあります。
しかし、通貨ペアにもそれぞれ特徴がありますし、すべての時間足でも、はたしてこの値が最善なのでしょうか?また、常に変化をしている相場でいつもこの値が最適なのでしょうか?
そこで今回は、ATS-13RCI-navi を使用して確かめていきましょう!
取引条件【固定の条件】
-------------------------■チャート
USDJPY
H1
■取引条件
Buy取得:RCIが「-70」より下で折り返したら
Buy決済:RCIが「20」を上回ったら
Sell取得:RCIが「70」より上で折り返したら
Sell決済:RCIが「-20」を下回ったら
■フィルター(取得)
ボリンジャーバンドが「Period = 20 (本)」、「偏差 = 3.5」より内側の時のみ取得
■集計
40日×4セクタ(期)= 160日
■その他
スプレッド:10(0.01 = 1銭)
まずは規定値の「9本」から…
■Period = 9
あまり良くないスコアですね。4期全てがマイナス。トータルで12,021ポイントのマイナスになっています。
4期とは、上の表の「-2830」「-2895」「-415」「-5880」の4つの段です。1つの段が40日分の日足を基にした取引結果です。最上段から直近になっています。このように、ATSでは、設定したRCIの値の過去(4段で過去160日分)の取引状況が一目でわかるようになっています。
本題に戻り、他のPeriodも見てみましょう。「7本」と「11本」…
■Period = 7
■Period = 11
「USDJPY H1」で、この取引条件では勝てそうにはありませんが、ここで注目したいのは、「Period(本数)」を変えるだけで、結果も変わってくるという事です。
では「EURJPY H1」でもやってみましょう。同じように、また規定値の「9本」から…
■Period = 9
そして同じように、「7本」と「11本」…
■Period = 7
■Period =11
ここで気づくのは、規定値の「9本」よりも、2つ短い「7本」の方が今回は良い結果が得られたということ。スプレッドを引いても、全期間の合計で「18,473ポイント( = 18円47.3銭 )」の利益!
この時のEURJPY1Hでのチャートにおいては、9本よりも7本の方が勝てた!という事がわかります。
その他、いろいろと条件を変えてみると、もっと良い取引条件がありそうです!
期間全体だけではなく、それぞれの機関でも全てプラスになる取引条件が見つかれば、試してみる価値は多いにありそうですね。
このように「ATS」では、RCIの設定値をさまざま調整して「過去の取引結果」を検証することが可能です。そして、相場の状況に応じて設定を変えることで、常にその時々に最適な取引条件でトレードを行うことができます。
通貨ペアの特性や時間足に合わせた、そして今の相場に合った、そして最適な設定条件でトレードを行う手法を次回も追及していきたいと思います。
よろしいですか?