スプレッドの変動に気をつける
FX
ゲコーです。
為替レートにおける「買値」と「売値」の差額をスプレッドといいますが、スプレッドは変動します。
「なにをいまさら」
と思われるかもしれませんが、つい忘れがちになるのがスプレッドなのです。
FXのブローカーや口座タイプを選択するときは、その判断基準のひとつにスプレッドを挙げる方は多いかと思います。
一般的にスプレッドが狭ければ狭いほどトレードするうえで有利に働くからです。
しかしながら、多くのブローカーや口座で提示されているスプレッドは、「平均値」「原則固定」などの表記だったり、「固定」だとしても対象通貨ペアが限定されています。
「完全固定」の場合は、スプレッドがそもそも広く設定されていることもあります。
こういったことを考慮すると、「狭く固定されたスプレッド」というものはもしかしたらトレーダーの願望である可能性が高いと考えるのが妥当といえます。
つまり、スプレッドは変動する、ということを頭の隅に入れることがリスク管理のひとつになるのです。
裁量トレーダーであれば、スプレッドの広がりそうなイベントや時間帯を避ける、ストップレベルを深めに取る、証拠金を余裕をもって管理する、というようなリスク管理が考えられます。
自動売買システム(EA)の運用であれば、スプレッドが広いときはエントリー制限がかかる設定にすることも上記に加えることができるかもしれません。
どちらにしても「リスク管理」は資産を守るうえで最重要だと私は考えています。
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