ドル買い続くか!? パウエルFRB議長に注目! ~11月28日の注目点とスケジュール~
◎本日の注目点
1)パウエルFRB議長発言
昨日クラリダFRB副議長の発言が、想定よりもタカ派、、、(思った以上にハト派ではなかった)、、、ことで、ドル高が進みました。 株価、原油価格の下落が一服したこともあり、円安が進みました。 本日は、パウエルFRB議長の発言が予定されています。 今週の要人発言の中で、マーケットが最も注目している発言です。 昨日の流れが続くのか!? それとも、ハト派な内容でドルが反落するのか注目です。
この記事を書いている最中に、トランプ大統領は「パウエルFRB議長に不満」「FRBの金融政策が経済に悪影響を与える」と発言。 本日のパウエルFRB議長発言に対し牽制か!?
2)BOE金融安定報告書
英国では、Brexit交渉合意案の採決に向けてメイ首相は、英国各地を回っています。 そんな中、英国中銀(BOE)は金融安定報告書を発表します。 今回は通常の金融安定報告書に加えて、Brexit、英国がEUから離脱したときの経済・金融についての見解が報告される見通しです。 そのあと、カーニーBOE総裁の記者会見が設定されています。 時間的にパウエルFRB議長の発言と被ってきますので、ポンド・ドルの荒い値動きが、他通貨に影響するかもしれません。 要注意です。 本日のメイン取引時間と考えています。
3)要人発言
上記、パウエルFRB議長・カーニーBOE総裁の発言もそうですが、その他要人発言も多数予定されています。 イタリアの予算案については、今週にも過剰財政赤字是正手続き(EDP)の開始を勧告する見通しです。 また、Brexit交渉も大詰めに来ています。 欧州の要人発言で、ユーロ・ポンドが動く可能性があります。 要人発言には要注意です。
4)米GDP改定値発表
要人発言が多く、隠れてしまっていますが、GDPや7年債発表も予定されています。 最近は指標発表で大きく動くことが少なくなりました。 ただ、経済指標が軽視されているわけではないので、数字はしかりと追っていきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
11/28(水曜日)
G20財務相会合
07:00 NZD オアRBNZ総裁発言
15:30 EUR レーン・アイルランド中銀総裁発言
21:05 EUR クーレECB理事発言
22:00 EUR デギントスECB副総裁発言
22:30 USD 米GDP(改定値)
11/29(木曜日)
G20財務相会合
00:00 USD リッチモンド連銀製造業指数
00:20 EUR プラートECB専務理事発言
00:30 USD 原油在庫量
01:30 GBP 半期金融安定報告書・ストレステスト
01:45 GBP カーニーBOE総裁記者会見
02:00 USD パウエルFRB議長発言
03:00 USD 7年債入札
09:00 NZD NBNZ企業信頼感
09:30 AUD 民間部門新規設備投資
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