仮想通貨相場分析【2月11日】
先々週のビットコインは米国の関税政策が要因となり、一時的に90000ドルまで下がりましたが、先週はあまり価格の動きがなく、現在98000ドルの水準で推移をしています。
昨年末から様々な要因でビットコインが下がり反発上昇するを繰り返していますが、そんな中でビットコイン以外の通貨はそのたびにジリジリ下げていて、仮想通貨投資家のストレスも溜まってきている印象です。ビットコインのみ投資している人はそこまでストレスはないのかもしれません。
直近ではグレースケールがNYSE(ニューヨーク証券取引所)にスポットCardano $ADA ETFを申請下ニュースがありました。私はあまりカルダノのニュースを聞くことがないのですが、米国企業の仮想通貨で、今回ETF申請があったということは時価総額をこれまで保っている等の理由があるといういうことでしょうか。その他にドージ(DOGE)、XRP(リップル)、ソラナ(SOL)などの銘柄についてETF申請されており、2025年にどうなっていくのか注目されています。
またトランプ大統領がすべての国からの鉄鋼とアルミニウムの輸入に25%の関税を正式に課すと命令(水曜日か木曜日に発表)というニュースについても市場に不確実性を与えており、相場の方向感がみえません。
その他に米国各州でビットコインの備蓄法案の動きがあったりと米国にとって同時に、仮想通貨に対する大きな一年になると感じています。
著名なアーサーヘイズは、ビットコインが一時大きく下げて、そこから更に大きな反発になると予想していますが、それも米国のFRBの金融政策(利下げ)が大きな鍵を握るとみています。
◯市場の不確実性の中でビットコインが勢 いを失っている中、金は史上最高値に達する- the block
中央銀行が積極的な購入を継続したため、金は史上最高値に急騰し、年初来ではビットコインを上回った。一方、ビットコインの価格は年初から約5%上昇しており、ドナルド・トランプ大統領の関税提案やより広範なマクロ経済リスクに市場が反応し、変動が激しいことが特徴となっている
金の強気な軌道は、進行中の中央銀行の購入、世界貿易政策への懸念、安全資産に対する投資家の需要
2024年の金の最大の購入者はポーランド、インド、トルコ、中国
ーーーー
関税の問題も含めて市場がトランプ氏の政策に大きく反応しているようです。ビットコインはデジタル·ゴールドと言われていますが、現在のところリスク資産である株と相関性が高い印象です。
そんな中伝統的な資産であるゴールドが史上最高価格を更新していくという状況です。
※有料購読部分では一歩踏み込んだ銘柄分析を行っています。 ビットコイン、イーサリアム以外でも一歩踏み込んで投資を取り入れていきたい。今後の仮想通貨市場の流れを知り、その波を掴みたい。という言う方は購読を検討されてみてください。リサーチは継続することがとても重要です。
(本記事は2016年から配信をしております)
Is it OK?