仮想通貨相場分析【2月26日】
ビットコインは先週96000ドル台の水準でしたが、一昨日から大きな下落となり、現在9万ドルを割り込み86000ドルの水準まで下落しています。
今回の下落は昨年の11月から12月の水準となっており、12月から発生したレンジ相場の下限の価格90000ドルを下に割り込んでいます。
チャート的には8万ドル付近が次の抵抗ラインだと見ています。
下落の背景は、米政府がカナダとメキシコに対して関税を予定どおり開始する発表をしたことや、インフレ懸念の各種指標、海外取引所であるバイビットの史上最大のハッキングなどが言われています。
バイビットについてはハッキング額3000億円は史上最大と言われており、犯人は北朝鮮のハッカーの可能性を言われています。
海外の取引所を使っている日本人の中ではバイビットは特に有名でバイビットに資金を置いていた日本人も結構多いのではと考えています。
私の少額資金を置いていますが、影響がない範囲と判断したため、そのままおいています。海外で取引する際には大きな資金は取引所におかず、国内や自身のウォレットで厳重に管理するなどの方法が必要となります。
また今回の下落で
・エルサルバドルがビットコインを購入
・マイクロストラテジーがビットコインを購入
・グレースケールが仮想通貨ADAのETFを申請しSECが受理。
・SECがユニスワップ(分散型取引所)の調査を終了。
などのニュースもでています。
◯約15億ドル相当のイーサリアム(ETH)がハッキングされた後、大手暗号資産(仮想通貨)取引所By***(バイビット)からの資金流出額は、総額55億ドル以上に達している。ハッキングは北朝鮮のハッカー集団「ラザルス グループ(Lazarus Group)」によるものと見られている
約15億ドル相当のイーサリアム(ETH)がハッキングされた後、大手暗号資産(仮想通貨)取引所By***(バイビット)からの資金流出額は、総額55億ドル以上に達している。ハッキングは北朝鮮のハッカー集団「ラザルス グループ(Lazarus Group)」によるものと見られている
注目すべきは、BitMEX共同創設者のアーサー・ヘイズ(Arthur Hayes)氏などがSNSで提案した「イーサリアムブロックチェーンの巻き戻し」が、仮にコミュニティの合意が得られれば、検討される可能性があったことをチョウCEOが明らかにしたことだーーyahoo
先週一番のニュースであった海外取引所のバイビットのハッキング事件。史上最高額の3000億円がハッキングされています。
そしてバイビットはハッキングのニュースを受けたユーザーが一気にバイビットから他の取引所へ出金申請を行い、バイビットはその対応をおこないました。
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ハッキング発生から10時間が経過し、By**:ではこれまでに経験した中で最多の出金処理を行っております。これまでに合計35万件以上の出金リクエストが寄せられ、現在、約2,100件のリクエストが処理待ちとなっております。全体の99.994%の出金処理が完了しております。出金が完了された方は、ぜひコメントをお寄せいただけますと幸いです。
今回のハッキングは、銀行・仮想通貨・金融業界を含むあらゆるメディアにおいて、史上最大の被害と言えるかもしれません。しかし、By***のすべての機能・サービスは、通常どおり稼働しております。
By***は、お客様の資産の安全とプラットフォームの信頼性の維持に全力を尽くしてまいります。ご不明点やご質問がございましたら、どうぞ遠慮なくお申し付けください。
皆様のご理解とご信頼に感謝申し上げます。引き続き調査の進捗状況について随時ご報告いたしますーバイビット
一般的に取引所はハッキングを受けると出金を停止することが多いのですが、ユーザーのニーズに答えるため、膨大な出金処理を行っています。今回のバイビットのハッキングでは顧客資産については補填されるため、問題はないとは思いますが、ユーザーへの対応でバイビットに対して好感度が別の意味で上がった印象を持っています。
問題が発生したときに責任逃れをするか、ユーザー第一に考えるか、その辺の対応が取引所の評価につながるのだと感じています。
またCEOは今回15億ドルだからなんとかなったけど、これが100億ドル以上(1兆5000億円)となれば会社売却の可能性があったと発言しています。
実際に今回の事件は私は朝起きたときに知り、夜中だったため、8時間くらいは経過していました。つまり何かあったときの対応は遅すぎる感じです。バイビットには利確用の資金を少額入金していましたが、ニュースを確認してそのまま資産をおいています。
このようなことがあるからこそ、海外取引所には多額の資産を置かないというのは重要になってくると感じています。
バイビットに関しては日本人ユーザーは正直多いと思います。バイナンスやOKX,FTXが使えなくなった今、大手の取引所で残っているのがバイビットだからです。
なので、今回多くの日本人も関係する事件ではないかと考えています。
◯ビットコインの恐怖指数
ビットコインの恐怖指数が中立の50→25(恐怖)に下がりました。
この指数は一般的に買い控えが出てきている人が増えていることも表しており、また買いのタイミングを図る上での指標としても用いられます。
※有料購読部分では一歩踏み込んだ銘柄分析を行っています。 ビットコイン、イーサリアム以外でも一歩踏み込んで投資を取り入れていきたい。今後の仮想通貨市場の流れを知り、その波を掴みたい。という言う方は購読を検討されてみてください。リサーチは継続することがとても重要です。
(本記事は2016年から配信をしております)
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