仮想通貨相場分析【3月18日】
BTC は先々週のの82000ドルと同じ価格帯でこの1週間推移をしています。
チャート上の赤の線である200日移動平均線はトレンドの指標として見られていますが、現在の価格を見ると明確に下に割り込んでいるようになっています。
今の BTC の価格は完全に下目線となっており、75000ドルまで下落する可能性があると専門家の情報がでています。
現在のビットコインの恐怖指数は34と一時期よりは落ち着いてきています。
また暗号通貨 ETF と ETP は、 5 週連続でマイナスの資金流入を記録し、流出額は 17 億ドルに達しました。
流出額は #Bitcoin で大きく、総額 9 億 7,800 万ドルでした。もう一つの注目すべき資産は $BNB で、流出額は 5 億 2,800 万ドルでした。
先週の金曜日は 17 日連続の資金流出となり、その 93% は米国からのものであった。しかし、年初からの資金流入は 9 億 1,200 万ドルとプラスのままである
価格が下るというのは一つの買いのタイミングを図るものでもあります。日本では長期国債の金利が上昇し史上初の3%を超えています。
このような状況の中、日本の財政負担拡大からビットコインの需要が上がってくるのかにも注目をしています。
◯イーサリアムの価格予想が下方修正
イーサリアムに関するスタンダード·チャータード銀行の最新レポートによると、 2025 年の ETH 価格予測が $10,000 から $4,000 へと 60% 引き下げられる
主な要因は、 Base の市場シェア拡大による影響。同行の分析では、 Base が既にイーサリアムの時価総額から $500 億を奪ったと推計されている。
レポートでは、レイヤー 2 ネットワーク(特に Base )がイーサリアムエコシステムから「超過利益」を吸い上げていると指摘。さらに、 ETH は「レイヤー 2 の枠組みの中でコモディティ化」しており、トランザクション手数料の大部分がレイヤー 1 を経由しなくなっている現状も問題視されている。
デジタル資産リサーチ責任者のジェフリー·ケンドリック氏は、「解決策は、政府が外国企業の鉱業に課す超過税のように、レイヤー 2 の超過利益に課税することだ」と提言。これが実現しなければ、 ETH/BTC の比率は今後も低下し続けると予測している。
一方で、同じレポートではビットコインの 2029 年価格予測を $500,000 とし、米国大統領であるトランプの任期中に大きな成長を遂げると見ている。このような市場環境の変化が ETH のパフォーマンスにどのような影響を及ぼすか、今後の動向が注目される
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イーサリアムの L2 に BASE というものがあります。
米大手の仮想通貨取引所のコインベースが作った L 2です。イーサリアムは手数料が高いため、多くのユーザーは BASE を通じて取引を行っており、それが原因と解説にあります。イーサリアムはセキュリティとして必要であり、その中で BASE で多くの人が取引をしています。だからイーサリアムのエコシステムとしてイーサリアム自体の時価総額が上がる必要があるというのは私も同じ考えです。
現在の DeFi のエコシステムをリードしているのはイーサリアムであり、引き続きメインで私は保有をしています。
◯トランプ氏ーリセッション想定しない。
トランプ米大統領は 11 日、関税政策が米経済を低迷させるとの懸念で株式相場が急落したことを深刻視しない考えを示し、米国がリセッション(景気後退)に陥るとは予想していないと述べた。
トランプ氏はホワイトハウスで、リセッションを「全く予想していない。この国は好景気になるだろう」とコメント。相場は上昇したり下落したりするが、「われわれは国を再建しなければならない」と付け加えた
最近の相場急落の背景には、関税導入や連邦政府の支出·職員の大幅削減で米経済が厳しい局面を迎える可能性があるとの大統領や政府高官の警告があった。トランプ氏は9日にFOXニュースが 放送 したインタビューでリセッションの可能性を否定しなかった。
市場の不安定さについて問われたトランプ氏は「いや、気にしていない」と答え、「株式や債券など、あらゆるものを買うことで、一部の人々が大きな利益を得ることになると思う。偽りの経済ではなく、真の経済が生まれるだろう」と語った。
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現在金融資産が大きな影響を受けている要因が米国にあると言われています。
しかしながらこのような無駄を削減する政策については、短期的に大きな影響があると言われており、これが結果的に金融緩和へつながることができる場合は大きなチャンスになるのではないでしょうか。
◯トランプ政権の仮想通貨担当者の見解
トランプ政権でクリプト担当をしている David Sacks のビットコインへの見解。
なぜビットコインだけが特別で、準備金の議論もビットコインとその他で分けているのか?
ビットコインは特別な存在。他の暗号通貨と違い発行者が存在せず、高度に分散化されている。
ビットコインの起源は神秘的だ。誰がサトシなのかも不明で、どのようにして誕生したのかも完全には解明されていない。この謎めいた背景も特別視される理由の一つ。
·時価総額 2 兆ドルを誇る最も価値のある暗号通貨であり、最も安全性が高い。 15 年以上の歴史があるが、ハッキングされたことは一度もない。
· David が 2011 年頃に初めてビットコインを購入した時は 120 ドルだったが、現在は 90,000 ドルになっている。途中で激しい価格変動があったにもかかわらず、着実に成長を続けている。
·単なる奇跡ではなく優れた設計によって安全性が保たれている。暗号が破られるあらゆる試みにも関わらず機能し続けている。
·多くの人々が懐疑的だったが、様々な上下動を経ても存続し続けてきた。この堅牢性も価値を証明している。
·ビットコインは世界中で価値の貯蔵手段として最も広く受け入れられており、特別な扱いを受けるべきだ。
アメリカは政治レベルでビットコインとその他を分ける動きが明確になってきていますね。
ーー Koji Higashi
◯希薄後の時価総額 XRP が ETH を上回る
$XRP FDV で $ETH を反転しました。
暗号通貨業界とブロックチェーンの採用にとって真の勝利です。
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最近価格のあまりかんばしくない ETH 。通貨をすべて発行したあとの時価総額を希薄後の時価総額 FDV といいますが、それについて XRP が ETH を上回りました。この希薄後の時価総額は将来の価格を比べるときに利用されるため、現時点では XRP のほうがパフォーマンスが高いという結果がでています。(あくまでも参考)
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(本記事は2016年から配信をしております)
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