DAY 3:EA導入で高まる客観性―迷いと感情のリスクを軽減する
前回は、裁量トレードにおけるメンタルや時間的な負担をEA(Expert Advisor)がどのように補完するかを見てきました。
今回は、EA導入によって得られる「客観性」に焦点を当ててみたいと思います。相場を前にすると、どんなに冷静な方でも迷いや不安に襲われることがあるでしょう。そんなとき、EAがどのようにサポートしてくれるのか、少し掘り下げてみましょう。
感情に振り回されることのリスク
裁量トレーダーであれば、一度は「エントリー後に相場が急に逆行してしまう」「損切りを躊躇した結果、大きな損失を抱えた」といった経験をするものです。
なぜこうした状況が起こりやすいかといえば、相場の動きに対して感情的に反応してしまうからではないでしょうか。
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損失への恐怖
「これ以上損を拡大させたくない」という思いでエントリーを見直す余裕がなくなる。 -
含み益をもっと伸ばしたい欲望
「まだ伸びるかもしれない」という期待から、利確ポイントを逃してしまう。 -
連敗後の焦りや連勝後の慢心
連敗が続くと「ここで取り返したい」と無理なロットに走りがちに。
逆に連勝が続いても「この勢いなら大丈夫」と過信してしまう。
このように、裁量トレーダーはどうしても感情によってトレード判断がブレるリスクを抱えています。
EAがもたらす客観性
EAは、あらかじめ組み込まれたロジックどおりに売買を行います。システムが判断するポイントはすべて数値ベースであり、感情が介入する余地はありません。
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ロジック通りの損切りや利確
ルールに従ってストップロスを設定している場合、想定外の相場変動が起きても機械的に決済が行われます。迷いや後悔が入りにくいため、損失拡大のリスクを軽減できるでしょう。 -
トレード継続によるデータ蓄積
EAはルールに基づき、同じパターンのトレードを繰り返します。そのためデータの一貫性が高く、検証や改善が進めやすい点も大きな魅力です。裁量トレードでは気分や体調でエントリー条件が微妙に変化してしまう場合が多いですが、EAならロジックが変わらない限りブレがありません。 -
「不安にならない」わけではないが、行動のブレを最小化
実際の相場を見ていると「ほんとにこのままで大丈夫か?」と不安になるかもしれません。しかし、EAがルールを厳守していることを理解すれば、余計な行動をとるリスクが減ります。「ルール通りに動いているなら、焦らずデータを見守ろう」と考えられるのは大きなアドバンテージではないでしょうか。
裁量トレードとの組み合わせでさらに効果的
EAの客観性を活かす一方で、裁量ならではの柔軟さを保ちたいと考える方も多いでしょう。
たとえば、重要な経済指標の発表時だけは裁量でリスク管理を強化する、あるいはEA運用の可否を経済カレンダーと併せて判断する、といった組み合わせが考えられます。
EAのロジックをカスタマイズして「通常運用」「イベント時のリスク抑制運用」と切り替える方法も一つの手段です。裁量トレードで培った経験や相場観は、こうした設定やチューニングにも十分活かせるでしょう。
今日のまとめと次回予告
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相場では、どんなに気をつけていても迷いや感情的な判断が入り込みやすい
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EAはロジックベースでトレードを実行するため、判断のブレを抑え、客観性を保ちやすい
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裁量との組み合わせで、EAの強みを活かしながら、必要に応じて裁量判断が加われるようにするのも一案
次回(DAY 4)は、「EAを運用するための前提条件―知っておきたい基本の仕組み」をテーマに、システム構成や必要なツール、動作環境などをコンパクトに押さえていきます。EAの運用を始める前に確認しておくと安心できるポイントを、いくつかピックアップしてご紹介します。
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次の記事では、実際にEAを使う準備として必要な項目を整理していきます。
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