先週末のリスクオフの流れを引き継ぐのか!? ~12月17日の注目点とスケジュール~
週末に流れたニュース、ジョンソン&ジョンソンのベビーパウダー問題。 米株には大きな影響が出そうな気がします。 本日は、週明けでFOMC直前です。 週が変わると流れが変わることがあります。 今週の流れを見極める日になりそうです。
◎本日の注目点
1)欧州問題
イタリアは予算案を微修正しました。 これを欧州委員会がどのように受け止めるのか、制裁回避となるか注目です。 また、フランスも注目度が上がってきています。 先週発表のPMIは基準ラインの「50」を割り込み「49.5」という結果が出ています。 イタリアは自分たちが制裁を受けるのであれば、フランスも同等に扱うべき、フランスもEUの財政規律に反していると主張。 財政面だけではなく、フランスはデモが続き、マクロン大統領の支持率は下がる一方です。 2017年に大統領選挙で争ったルペン氏は、その後着実に支持率を伸ばし、現在ではマクロン大統領の支持率を超えているとも言われています。 フランスで解散総選挙となると、EUでは再度リスクオフの流れが戻ってきそうです。 要注目です。
2)リスクオフ
先週末、欧州は弱い結果が続いた経済指標やイタリア・フランスなどの問題がリスクととられ、リスクオフのムードになっています。 米国でも株価3指数とも下落、リスクオフの流れが来ています。 週が明けた本日も、この流れが継続するのか、それとも流れが変わるのか、注目していきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
12/17日(月曜日)
16:00 TRY トルコ失業率・鉱工業生産
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
22:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数
12/18(火曜日)
09:30 AUD RBA理事会議事要旨・中間経済財政見通し
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