FXライフ♪はじめよう|第1回ゲスト 鳥居万友美さん
FX業界で活躍する女性トレーダーへのロングインタビュー企画です。FXとの出会いや失敗談、勝てるようになったきっかけ、FXを取り入れたライフスタイルなどを大いに語っていただきます。トレーダーとしての成長や自立へのヒントがいっぱいなので、特にこれからFXに挑戦する女性の方には読んでいただきたいです。第1回のゲストは、鳥居万友美さんです。
目次
1. 主婦が野菜を買うように安くなるたびに買い増し
2. FXの本はほとんどなく株の本も参考に勉強
3. 長く続けられる手法構築を目指す
4. FXに振り回されない生き方を広めたい
5. まずはローソク足。基本からしっかり学ぶ
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※この記事は、FX攻略.com2016年7月号の記事を再編集したものです
鳥居万友美さんプロフィール
ピュアエッジ代表取締役。離婚をきっかけに、子育てをしながら確保できる収入源を求めてFXを始め、独自の投資スタイルが米国、韓国、香港などの海外メディアにも紹介される。著書に『FXで月100万円儲ける私の方法』シリーズ(全4冊、ダイヤモンド社)があり、韓国、台湾でも翻訳、発売されている。最新刊は、『子育てママでもガンガン稼げる FXで月100万円稼ぐ私の方法』(ダイヤモンド社)。
■鳥居万友美さんのブログ|鳥居万友美のFXライフ
主婦が野菜を買うように安くなるたびに買い増し
編集部 FXを始めたきっかけは?
鳥居 子どもが幼稚園に通っていたんですが、午前中で終わってしまうので昼過ぎには迎えに行く生活でした。だから家で主婦業や子育てをしながらできる副業を探していました。いろいろなものに手を出してみましたが、うまくいかなくて。それであるとき、FXをやっている知人から「簡単に稼げるからやってみたら?」って言われたんです。
知人によると「円を売って米ドルやポンドなどの外貨を買っておくと金利がすごい」と。当時は今よりスワップがずっと高かったので、含み損になってもとにかく持っていれば良いと教えられたんですね。
編集部 その知り合いの方は、すでに結果を出されていたんですか?
鳥居 FXを始めてそれほど時間もたっていなかったようですが、数千万は稼いでいたみたいです。でもその人は、最終的に2億円くらい負けてしまうんです。
編集部 えっ…?
鳥居 損切りしなくて良い、というのがその人のやり方だったんです。私もそれを真に受けてしまって。始めたのは2006年の2月なんですが、週足で見ると分かるように、ちょうど押し目を付けて上昇していくタイミングでした。
編集部 良い時期から始めたんですね。
鳥居 そうなんです。で、これは勝てそうだということで、貯金全額の600万円をFX口座に入れました。それが3か月ちょっとで、1070万円に増えたので、私の人生、これで安泰って思いました(笑)。でも今振り返ると、チャートも何も知らなくて、主婦が安売りになった野菜を買うみたいに、ただ下がってきたときにロングしていただけでした。
編集部 当時のレバレッジは何倍くらいでしたか?
鳥居 全くそのあたりは把握できていませんでした。GWのときに、三角持ち合いを下に抜けて、含み損がとんでもないことに。全然戻らないし、今までと何かが違う、どうしよう、って。夕方に見たら、朝よりも含み損が50万円増えている、みたいな。それで恐ろしくなって、少しずつ損切りをしていき、最終的に500万円を超えるマイナスになりました。
編集部 スケールが大きいですね…。
よろしいですか?