ポンド急騰、離脱は延期か!? ~1月14日の注目点とスケジュール~
EU離脱案は否決される可能性が高く、合意なき離脱が近付いていました。 合意なき離脱懸念でポンド売りだったのですが、先週末ポンドは急騰! 要因の一つは、3月29日のEU離脱日を延長するのではないかと伝わったことです。 あくまで、噂なので本当のところは分かりませんが、マーケットは好感してポンド買いに動いたようです。 延長に関しては、7月までという見方があるようです。
一部参照
※DMMサロン「FXの流儀」
http://lounge.dmm.com/detail/1215/
◎本日の注目点
1)英国議会と離脱案審議
英国議会での採決を控えて、神経質な状況になってきています。 議会では、離脱案について関連法案や修正案が日々決済されていますが、メイ首相の旗色はよくないようです。 また、マーケットの注目は採決後に移ってきています。 首相は交代するのか!? 不信任案は提出されるのか!? 解散総選挙になるのか!? 離脱は延期になるのか!? 2度目の国民投票はあるのか!? 等々、採決は否決されることが前提のようです。
今日も、議会では審議が続きます。 ポジション調整の動きや、ヘッドラインでポンドの流れが変わる可能性があります。 注目しておきたいと思います。
2)米予算案とメキシコ国境の壁建設
政府一部機関が閉鎖しているのは、トランプ大統領のせいだという世論調査が出ています。 ただ、反面で共和党支持者の8割以上が国境の壁建設を支持しているようです。 国境の壁建設を巡って予算案は承認されないままになっています。 一部では2月末まで続くのではないかと言われています。 仮に2月末なんてことになると、米国債の償還に影響してしまいます。
国債の償還は2月15日。
この日までに予算案が承認されなければ、デフォルト(償還が遅れる)懸念が出てきます。 これを受けて、格付け会社は米国債の格付け見直しもあり得るとしています。 予算案の行方に注目したいと思います。
3)米企業決算と株価
今週は米企業の四半期決算が続きます。 貿易・関税戦争の影響で企業収益に影響が出始めているようです。 決算内容で米株価に影響が出てくると、再度リスクオフに向かう可能性があります。 本日はシティ・グループの決算が発表されます。 内容と株価が注目です。
◎本日のイベントスケジュール
1月14日(月曜日)
時間未定 中国貿易収支
17:30 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)
19:00 EUR ユーロ圏鉱工業生産
22:00 USD シティ・グループ四半期決算発表
◎今週の注目点とイベントスケジュール
ポンドクラッシュなるか!? 英国議会での採決が注目の一週間! ~1月14日週の注目点とスケジュール~
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