離脱案審議も大詰め、ポンドに要注目! ~1月11日の注目点とスケジュール~
昨日は、ECB理事会議事要旨が公表されました。 内容は想定通りハト派でした。 その後のパウエルFRB議長の発言もハト派でした。 米株はパウエルFRB議長の発言を受けて上昇、リスクオフの流れは後退しています。
◎本日の注目点
1)英国議会と離脱案審議
来週15日の離脱案採決に向けて、英国議会では審議が進んでいます。 審議の進捗状況や離脱について要人発言に注目が集まっています。 また、来週の採決で否決になった場合の対応についても注目が集まっています。
下の図は、昨年のモノですが、今回の採決でも下の図に近いような流れになるのではないかと思います。 また、政府の方針提示の日程調整なども行われています。
その他に、野党からは、不信任案や再国民投票なども出てきています。 このあたりに注目していきたいと思います。
2)米指標と米議会
本日は米国CPI(消費者物価指数)の発表が予定されています。 景気後退やリセッションが懸念されている中での重要指標の発表なので要チェックです。 また、予算案とメキシコ国境の壁建設について、平行線をたどっています。 トランプ大統領は非常事態宣言を使ってでもと言っています。 本当に非常事態宣言をするのか注目しています。
3)3連休・週末要因
本日は連休前の週末です。 先日のフラッシュクラッシュも記憶に新しいのではないかと思います。 週末や週明け、連休など流動性が少ないときに、フラッシュクラッシュのような事は起きやすいです。 そのため、ポジション調整はしっかりしておきたいと思います。 また、ポジション調整が出てきやすいため、ロンドンFIXやクローズ間近の急変には気を付けたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
1月11日(金曜日)
09:30 AUD 小売売上高
17:20 EUR メルシュECB専務理事発言
18:30 GBP GDP・貿易収支
22:30 USD CPI(消費者物価指数)
1月12日(土曜日)
01:00 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
04:00 USD 月次財政収支
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