大幅ドル安は続くのか!? パウエル発言に注目! ~1月10日の注目点とスケジュール~
昨日はFOMC議事録を控えて小動きでしたが、NY市場に突入してFOMCメンバーの発言がハト派ばかりだったことから大幅ドル安が進行しました。 その後のFOMC議事録の内容もハト派であったことから、ドル安進行を手助けしました。
◎本日の注目点
1)ECB理事会議事要旨
昨日は大幅なドル安が進んだことで、ユーロ高が進みました。 ユーロドルは4か月ぶりの高値まで上昇しました。
本日は、ECB理事会議事要旨の発表です。 多少の景気後退は織り込んでいると思います。 ただ、思った以上の景気後退や、年後半の利上げ観測後退などが出てくるとユーロ売りに傾くのではないかと思います。
2)パウエルFRB議長と要人発言
昨日のFOMCメンバーの相次ぐハト発言で、米ドルは大幅安となりました。 そこに追い打ちをかけるように、ハト派な内容のFOMC議事録が公表されました。
本日は、パウエルFRB議長の発言を筆頭にFOMCメンバーの発言が予定されています。 ハト派な内容が続くのか、それともタカ派な内容が出てくるのか注目です。
3)米予算案と通商協議
米中通商協議は1日遅れで終了。 本日午前中に声明が出るとの事。 内容に問題がなければリスク後退となりそうです。
ただ、段々とリスク要因として大きくなってきているのが、米予算と政府一部機関の閉鎖です。 今朝、トランプ大統領と民主党の上下院議員との会談を、時間の無駄として退席してしまいました。このまま閉鎖期間が長くなれば経済損失も大きくなってきます。 また、格下げ懸念も出てきます。 米予算に注目です。
4)Brexit案、英議会採決
英国議会では、来週の採決に向けて審議が進んでいます。 修正案について採決が進んでいますが、メイ首相は綱渡りのようにギリギリの状態です。 ポンドは、Brexit案について日々情報が出てくるので、ヘッドラインで大きく動くようになってきています。 要注目です。
◎本日のイベントスケジュール
1月10日(木曜日)
09:30 JPY 黒田日銀総裁発言
10:30 CNY CPI(消費者物価指数)
16:00 NOK CPI(消費者物価指数)
17:30 SEK 鉱工業生産
21:30 EUR ECB理事会議事要旨
22:35 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
1月11日(金曜日)
02:00 USD パウエルFRB議長発言
02:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
02:40 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
03:00 USD エバンズ・シカゴ連銀総裁発言
03:00 USD 30年債入札
03:20 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
06:45 NZD 建築許可件数
07:30 USD クラリダFRB副議長発言
09:30 AUD 小売売上高
◎週間スケジュール
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