FOMC議事録待ちか!? トランプ演説待ちか!? ~1月9日の注目点とスケジュール~
昨日は、目立った要因もなく、FOMC議事録・ECB理事会議事要旨を控えて小動きとなっています。 ドル円はじりじりと、円安が進み、フラッシュクラッシュ前の水準109円台を回復しました。 株価は3日続伸、リスクオフの巻き戻しが続いています。
◎本日の注目点
1)FOMC議事録
12月のFOMCでは、コンセンサス通り利上げが実施されました。
ただ、FOMC前に株価は大きく下落。 トランプ大統領からは利下げ圧力。 パウエルFRB議長からは中立金利や利上げ終了に関する発言が出始めたこと。
このようなこともあり、一部では据え置きもあるのではないかという期待感はありました。
今回のFOMC議事録では、今年の利上げ回数について、中立金利について、景気後退について、どのような意見が出ていたのか!? 注目です。
2)予算案とメキシコ国境壁建設予算
本日11:00(日本時間)から、トランプ大統領はメキシコ国境に建設する壁について演説を行う予定になっています。 演説の様子は生中継されるようで、注目度は高くなっています。
また、民主党の壁建設反対派は、トランプ大統領の演説直後に建設反対、トランプ批判を公表するようです。 壁の建設、予算案を巡って溝は深まっているようです。 このまま溝が深まって、予算案が通過せず、政府機関の閉鎖が続くようであれば、リスクオフの要因になります。 要注意です。
3)米中通商協議
8日まで予定されていた次官級米中通商協議は、結論が出ませんでした。 協議は9日も延長されることになっています。 協議がまとまるのか、それとも決裂するのか注目です。
4)カナダ政策金利
本日発表のBOC政策金利発表は、据え置きがコンセンサスとなっています。 今回のBOCでは、政策金利の発表と同時に声明文が発表され、その後記者会見が設定されています。 声明文と記者会見の注目点は、最近の原油安についてどのような見解なのか!? 米国利上げの終わりが見えてきている中、カナダの利上げの観測についての見解は!? このあたりです。
◎本日のイベントスケジュール
1月9日(水曜日)
09:30 AUD 建築許可件数
16:00 EUR ドイツ貿易収支
16:30 CHF CPI(消費者物価指数)
19:00 EUR ユーロ圏失業率
22:20 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
23:00 MXN CPI(消費者物価指数)
1月10日(木曜日)
00:00 CAD 政策金利・声明文発表
00:15 CAD BOC記者会見
00:30 GBP カーニーBOE総裁発言
00:30 USD 原油在庫量
01:30 USD ローゼングレン・ボストン連銀総裁発言
03:00 USD 10年債入札
04:00 USD FOMC議事録
◎週間スケジュール
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