リスクオフの円買い・フラン買い! ドラギナイト後のユーロ売り! 今日も継続か?? ~1月25日の注目点とイベントスケジュール~
ECB理事会、欧州経済指標の弱い結果、ドイツの経済見通しの下方修正、、、
テクニカルを見てもユーロは崩れやすい状況でした。
ユーロ売りの環境は整い、ストップロスを巻き込みながら、直近安値を更新していきました。
◎本日の注目点
1)ECB理事会後と欧州経済
昨日のECB理事会、ドラギ総裁の記者会見では、総合的に見るとハト派な内容でした。 中でも気になったのが、「LTRO」「TLTRO」が検討されたこと。 決定とはならなかったものの、検討されたことが緩和的だったと思います。 また、利上げ時期については12月時点と変更はありませんでした。
その他に、昨日はドイツ・フランスの各PMIが発表されました。 内容はひどいものでした。 また、ドイツ経済相はドイツ経済見通しを1.8%から1.0%に大幅修正。 ユーロ売りは加速しています。
本日のドイツ景況感指数にも要注意です。
2)米中関係と予算案
昨日の、ロス商務長官の発言で、一気にリスクオフに傾きました。 通商協議の進展は、まだまだ先になりそうだと伝わったことが要因のようです。 通商協議の進展が見られないと、リスクオフの流れになりそうではあります。
また、混乱を極める米議会、壁建設の予算案、民主党の予算案ともに過半数を獲得できず、予算案の合意とはなりませんでした。 これにより、政府機関閉鎖は継続。 トランプ大統領の一般教書演説も延期になりそうです。
米中関係、予算案、どちらか解決すればリスクオフの巻き戻しが起きると思われます。 要注目です。
3)ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)
ダボス会議には、多くの要人が集まり、経済について話し合うため、要人発言・ヘッドラインが出てくる可能性があります、 要注目です。
4)英国議会と離脱案
英国議会では、離脱案の修正の為審議が続いています。 来週29日には再投票が予定されています。 細かい内容よりも、合意なき離脱になるのかどうかに注目です。 EU側からは、離脱に関する譲歩案が出てきたり、離脱期限の延長が出てきたりと、一生懸命合意なき離脱にならないようにしているように感じます。
EU要人、英国要人発言に注目したいと思います。
5)期時要因
本日は25日、五十日要因です。 また週末・月末要因も加わります。 仲値・ロンドンFIX前には要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
1月25日(金曜日)
ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)
01:00 USD 原油在庫量
17:30 SEK スウェーデン小売
18:00 EUR ドイツIFO景況感指数
22:30 USD 耐久財・コア耐久財受注
1月26日(土曜日)
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
よろしいですか?