グリッドトレードの本筋。ループイフダンより有利な運用が可能
テクニカルは使っていませんので、陳腐化しないEAと言えると思います。
そのかわり、資金管理は必須ですが…。
ループ系シストレで最安コストと言われるループイフダンですが、2016年9月にバージョンアップして、その最大の魅力であった、到達後に成行での発注がなくなり、指値での発注になってしまいました。
指値と到達後成行での発注では、狭めの値幅だと10%くらいは収益が変わってきます(成行のほうが有利)。
※基本的に巡行側に滑って有利約定することが多いため。
※例えば買いの場合、新規時は安く決済時は高く約定する可能性が高い。もちろん瞬間だけ到達して戻れば不利約定しますがあまり見かけません。
ということで、ループイフダンから乗り換えで千刻・略式にたどり着きました。
千刻・略式は発注も決済も(決済の指値指定も)、指定値に到達後の成行発注になりますので、
平均数%~10%くらいは有利約定してじわっと得する取引が可能です。
知らない人はこんなところ見ないと思いますが、一応解説しておきますとループ発注系の勝率とか損益グラフは全く当てになりません。損切りしなければ勝率100%ですから!
トレンドの巡行に沿うかレンジ相場なら基本的に利益が出ますし、
トレンドに逆行すれば多大な含み損を出します。
ちょっと意味は違う気がしますが、コツコツドカン型の成績になります。
資金管理と、常に膨らんでいる含み損に耐えられるかどうかがキモですね。
※トレンド逆行でも、多大な含み損に耐えられるだけの資金管理ができれば時間経過で利益を出すことは可能
高機能の「千刻」ではなく「千刻・略式」を選んだのは、基本的にシンプルな方が
バックテストでの無駄な最適化や変に考えすぎることを避けられると思ったからです。
(最初から多くの機能があると頭の理解が追いつかないという理由も多大にあり)
まあ値段差も当然大きいんですが。
シンプルと言っても、発注間隔や決済間隔は自由に変更できますし、発注レンジの指定も可能と、
ループイフダンやiサイクル注文などとくらべても高機能で、不満はいまのところ特にありません。
ポジション集約機能も、いまのところ使ってはいないですが場合によっては有用だと思います。
しばらく使って、足りない所があれば「千刻」の追加購入検討もしてみようかと思います。
使用FX会社によりますが、スプレッドはmt4のそれですので、ループイフダンなどのループ系シストレに比べれば基本的には低コストです。通貨ペアによっては4分の1とか10分の1とか破格のレベルになります。
また、スプレッドが狭くなることで到達する可能性が増えて発注と決済の回数が増えるため、結果的に利益増ともなります。
mt4運用をしたことがない人にとっては、VPSのコストがかかるのがデメリットくらいでしょうか。
さすがに自宅PC運用では厳しいと思うので、月2500円くらいのVPS代は必要経費と思っておきましょう。確定申告時にVPS代は経費申告可能ですし。
ループイフダンなどからの移行時には、VPS代も加味して検討するのが良いでしょう。
成行の利益+数%は結構じわじわ効いてきますよ。