金融機関在籍のトレーダーと個人投資家との格差を埋めるQuntXのアルゴリズムを使ってみた!
Pythonを使って株式などの売買プログラム(アルゴリズム)を作成できる取引ツールSMART TRADEの記事
株式投資の未来はPythonを使う取引ツールSMART TRADEにあり
で、多くの開発者がアルゴリズム開発の講習会に参加されたり、開発者自身が続々とアルゴリズムを開発し出品する様子をご紹介した SMART TRADE社は、自社で開発したり、あるいは、集まったアルゴリズムを販売するストア「QuntX(クオンテックス)」の運営も行っています。
ウォール街をはじめ英語圏の自己トレーディングを行なう金融機関でも日本の金融機関でも、手動発注によるトレーダーが著しく減少し、プログラムを使ったトレーダーにとって代わられたという話は、もう一般的なこととなっております。
また、永年裁量での取引を行なってきたキャリアのあるトレーダーもPythonをはじめとしたプログラミングの学習に勤しんでいるというニュース記事も沢山目にするようになりました。
プロフェッショナルの金融機関で起きていることが、このSMART TRADE社を筆頭に個人投資家の世界でも起き始めているということで、金融商品に敏感な投資家様には注目のサービスであることは間違いありません。
今日は、そのQuntXに揃っているアルゴリズムの使用感をリポートして参りたいと思います。
早速、QuntXサイトに行ってみました。
アルゴリズム開発者は恐らく数百人以上、もしかすると、1,000名を超えていると考えられるのですが、それら多数の開発者から相当な数のアルゴリズムが出品されているようですが、その中から成績の良いものを選りすぐり、現在、22本のアルゴリズムを見たり、入手する事が出来ます。
利用の仕方は、アルゴリズムを購入したら、アルゴリズムが発生させる株式の売買シグナルをLINEやメールで受信し、証券会社に手動で発注するという非常に簡単、シンプルなものです。
22本のアルゴリズムの中から、今回は[公式] 2019秋 5G を選択してみました。
5G関連の株式個別銘柄は将来性はありますし、何より過去の損益曲線の上昇度合いが素晴らしいです。
[公式] と記載があるのは、SMART TRADE社が公認したアルゴリズムであるということだそうです。
運用結果のグラフを見ると、2018年9月から稼働を開始していますが、2019年10月あたりまではヒストリカルデータを使用したバックテストのようです。
2019年10月頃以降は、LIVEで運用結果を記録していますが、日経平均の上昇以上の利益を獲得しているようです。
累積損益は、+41.5%と素晴らしいものですが、最大ドローダウンが6.78%と然程大きいものでないといって良いでしょう。
実際の運用もストレスは感じにくいのではないかと見受けられます。
5G銘柄だけに、今後も上の画の損益曲線を描き続けることは十分に期待できるのではないかと、個人的には思います。
売買のシグナルの通知は、下の画の Myアルゴリズム で設定が可能です。
LINEの他にSlackにも通知を送る事が出来ます。最近はSlackを導入する企業も増えていますので、慣れ親しんだ方には便利ではないでしょうか。
多くの投資に詳しくPythonでプログラミングもできる投資家兼開発者が作成したアルゴリズム。その中から優秀なものを投資に使ってみる。
プロフェッショナルな金融機関に在籍するトレーダーと個人投資家との情報等格差がどんどん下がっている現在ですが、QuntXのアルゴリズムは更にその差を埋めるものかもしれません。
Written by Hayakawa
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