FX初心者・初級者のマーケットからの退場を防ぐための自動売買
FXの自動売買に興味を持つ人は、FXの初心者、初級者の段階を経て、中級者以上でMT4(メタトレーダー)等でチャート分析をちゃんとやるような人だと言われます。
では、MT4がもの凄く難しいかと言うと、そんなことはありません。
オフィスや自宅でPC操作をそれなりにしている人が、興味を持って毎晩帰宅後に30分でも取り組めば、1週間もすればサクサクと使えるようになります。今の時代、ほとんどの人がPCの操作は出来るようになっていますので、MT4の利用は誰でもできると言ってしまっても良いでしょう。
そして、私が個人的に申し上げたいのは、FXの初心者、初級者でも、一通りFXの用語や値動きに影響を及ぼすニュースや経済指標などを勉強し終えたら、裁量トレードをメインに行うのではなくて、長期間成績優秀で現在稼働率の高いEA(Expert Adviser、自動売買ソフト)をフルオートで使用したり、時には、勉強したニュースや経済指標などに関する知識を活用して、そろそろ、相場が大きく動くのでEAを停止しておこうと判断して停めるというEAを使った投資をした方が賢明で、マーケットで生き残る確率が高まるということです。
なぜか?
FXマーケットに参加する個人投資家の中で退場せずに生き残って投資を続けられるい人は、10%~30%と言われることは、各所で聴かれたことがあると思います。
FXの初心者、初級者が、リアル口座でエントリーして持ったポジションが、値動きに応じて証拠金を増減させ射幸心が非常に高まるという心理状態で、適切な取引を行なうのが大変難しいことは、冷静に考えれば容易に分かります。
エントリーと逆行したポジションの含み損が膨らんでも一向に損切りできなくて、あえなくロスカットということが随所で起こってしまうから、高い退場率となっているのです。
ところが、EAの場合は、逆行すれば予め設定された損切設定の値で決済される仕組みですから、例えば、直近2020年3月の大荒れのコロナ相場でも、一気に巨額な損失を発生させたEAは、GogoJungleに出品され実績計測中のEAの中で存在しません。もちろん連敗に次ぐ連敗で損益曲線がダダ下がったEAは発生していますが、そうなったとしても、先程、申し上げた通りEAを停止させれば良いのです。
そして、後述しますが、2年、3年、4年と勝ちトレードを積み重ね、一貫して右肩上がりに損益曲線を伸ばし、しかも、このコロナ相場もチャンスと更に証拠金を増大させたEAが実際に多数存在します。
FXマーケットは、通貨を交換するインターバンク(国際間銀行市場)も取引所(FX会社)もITシステムそのもの、売買に参加するプロフェッショナルな金融機関等も、裁量トレードはごく少数で殆どITシステムを使ったトレード。そのマーケットに個人投資家だけが手動の裁量トレードだけで立ち向かうことは土台無理な話で、所謂、草刈り場となってしまっています。
従って、個人投資家もITを駆使したEAでの取引を行ないながら、マーケットに関する知識を蓄積して、FX取引を行なっていくことが賢い選択だということです。
と、前置きが長くなりましたが、初心者、初級者の方に向けたEAの使い方、選び方をご説明して行きます。
この記事の内容は
です。
では、まずは、EA(Expert Adviser、自動売買ソフトとはどういうもの?からご説明します。
EAは、MT4(メタトレーダー)というFXやCFDなどの取引チャートの上で動かして、自動売買が行なえるプログラムのことです。
MT4は、宇宙工学が盛んだったロシアで生まれた取引チャートソフトで、2000年代に登場してから取引チャートの中でシェアをグングン伸ばし、今では世界中のFX会社や証券会社が採用し、EAを作る投資の知識があるプログラマーは沢山存在します。世界全体では数十万人程度いても不自然ではないと思いますが、日本ではおそらく1万人程度の規模になっていて、GogoJungleには主に日本のプログラマーさんを中心に5,000名様超の登録があります。
EAは、移動平均線、RSI、ボリンジャーバンド、フィボナッチ等のテクニカル分析を組み合わせて、投資に長けたプログラミングもできる人がヒストリカルデータ(過去の相場の値動きデータ)上でバックテストを何度も繰り返し改善を重ねて作るものが多いです。
現代のプロフェッショナルの金融機関内部の自己売買を行なう部署、保険会社、ヘッジファンド、投資信託などの運用会社等に在籍するトレーダーは、株、債券や為替などの取引を、殆どすべて自動売買化していて、何か大きな値動き要因や気になる事柄が発生すると手動で取引を行なうというような動きをしています。
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析を組み合わせているのですが、ここ20年近くに起きた情報革命によって、そのようなプロフェッショナルと同様の環境が、MT4によって個人投資家においても実現しているのです。
ただし、最近では、プロフェッショナルはAIを使ったり、ネット上のビッグデータを分析して取引をしているらしいという話も耳にされるでしょう。
EAにおいても、AIを使って学習をさせたり、ネット上の様々なサイトからクローリング(情報を集めてくる行為)して来た情報を分析して、EAの売買判断に使用するものも増えて来ています。
実際の例としては、ファンダメンタルズ情報をスクレーピングして分析し取引を行なう クローラ / CRAWLER_Lite などがあります。
実績計測中の クローラ / CRAWLER_Lite のパーツ
ここでは、あえて初心者・初級者が選ぶべきEAと書きましたが、中級者、上級者、そして、EA運用のエキスパートとなっても選ぶべきEAは変わりません。違いがあるとすれば運用本数や、パラメーターと呼ばれる各々のEAの設定を若干変更できる値を変更して稼働させること、そして、前に述べましたファンダメンタルズ分析等を使って停めたり、再稼働させたりといったテクニックだけと言えます。
さて、肝心の選ぶべきEAとは、「長期間成績優秀で現在稼働率の高いEA」である。の一言に尽きます。
実際には、GogoJungleには、過去17,000本以上のEAが出品され、現在、4,337本(2020年4月9日時点)の実績計測をしています。実績計測をしていないEAは、ほぼすべてが、成績が悪化して退場して行ったものです。
その中でも何年にも渡って、成績が優秀で、お客様における稼働率(現在時点の稼働中EA数÷購入EA数)の高いものを選ぶことです。
以下の表は、2020年4月6日時点のお客様における稼働率ランキングです。
Is it OK?