米ドル最強伝説!? なぜドルは買われるのか!? ~2月11日ドル買い戦略~
◎ドル買い戦略
ドル買い → USD/JPY買い戦略 or EUR/USD売り戦略
迷った挙句、EUR/USDの売りを選択。
・EUR/USD
売りエントリー 1.13150
決済 1.13050
利確 10pips
残念ながら、ドル円が正解だった模様…(´Д`)ハァ…
◎最近のドル買い背景
米国・FRBは今年に入り、引き締め政策(利上げ・バランスシートの縮小)を一時停止、見直しながらゆっくりに変更しました。 通常であれば、これはドル売りに傾く状況のはず!?
なのに、最近ドルは買われています。 なぜ?? どうも通貨売り競争に負けて、ドルが買われている模様です。
◎通貨売り競争??
買いたい通貨がない! 売りたい通貨ばかり! 結果、ドルが一番まともだったということです。
各通貨の状況です。
・ユーロ
イタリアとフランスが揉めている。 日本と韓国の間でも、関係悪化の時に大使をいったん帰国させる。 これがフランスとイタリアの間で行われました。 第2次世界大戦以降初のことです。 また、それぞれの国では、問題が、、、 イタリアは地方選挙ではありますが、極右政党が勝利。 また1歩、極右化が進んでいます。 フランスでは、いまだにデモが終結しません。
政治不安以外にも、フランスやイタリアではリセッション(景気後退)入り、ドイツも景気減速が懸念されています。 こんな状況では、ユーロを買う材料が見当たりません。 なので、ユーロを売りたい人が多いようです。
・ポンド
個人的には、ポンド買いもありかとは思っているのですが、、、
Brexit交渉がEUとの間で、平行線をたどっています。 離脱案の再交渉をしたい英国と、再交渉は認めないEUとの間で、合意なき離脱を盾にチキンレースを行っています。 何も見通しが立っていない現在、ポンド買いをするわけにはいきません。 何か1つでも決まり、少しでも見通しが出来ればポンド買いも出てくるとは思いますが、どちらに転ぶかわからない、チキンレース中は手が出しにくいようです。
・オセアニア通貨
オーストラリア、ニュージーランドともに、中国の景気減速の影響をくらっています。 経済成長率は下方修正されるし、各中央銀行は利下げ懸念が出てきている状況。 米国やカナダが利上げ、EUがテーパリングと世界的に引き締め政策の流れの中、オセアニアは逆に緩和に向かっているのではと懸念されています。
また、最近のリスクオフ要因のほとんどが中国がらみ。 なので、リスクオフになるとオセアニア通貨が売られるという状況が続いています。 米中関係が不透明な現在、オセアニア通貨は買いにくいようです。
・カナダドル
上記の中では、一番買いやすいのかもしれませんが、カナダドルと相関性が高いWTI原油価格が下落しています。 一時50ドルを割って40ドル台に入っていましたが、今は何とか50ドル台をキープしています。 ただ、安値圏で推移しているので、伸びにくいのかもしれません。 また、カナダドルは資源国通貨なので、オセアニア程ではありませんが、中国の影響も受けてしまいます。 なので、買いにくい状況。
・円、フラン
リスクオフ通貨として米ドルと同様に買いやすい通貨ではあります。 ただ、円・フランと米ドルの違いは、緩和政策をとっているか引き締め政策をとっているかだと思います。 円・フランは、今だに緩和政策中。 マイナス金利適応中です。 米ドルは主要通貨の中では、一番の高金利通貨です。
この状況を見ると、どの通貨も売りたくなってしまいます。 結果、しょうがなく、米ドルを買っているのだと思います。
よろしいですか?