新高値数の増減で測る上値を追う力
上値を追う力は弱まっている
個別銘柄ベースで高値をいとわず、買い上げる
力は新高値数の増減に現れます。過去6週間の
週次ベースでの1日平均の日経平均株価の高値と
新高値数の推移を見てみました。
当然のことながら、特に1月高値以降、新高
値数の減少が株価の低下につながっています。
短期的に上値を追う力を見極めるデータとして
は新高値数以外有効な指標はありません。新高
値数が3桁になるように勢いを取り戻さない限
りは上値を追うことは難しいと考えます。
高値平均 新高値数
~12/16 19,339 208
~12/23 19,482 123
~12/30 19,366 78
~01/06 19,560 229
~01/13 19,371 119
~01/20 19,107 40
週末段階での1か月平均の株価は19,274円です。
日々低下中ですが、終値が1か月線を超えることが
株価が再び上値追いに転じる最低条件です。
そのうえで個別銘柄ベースで高値を買い上げる
力が残っているかどうかにかかっています。
海外勢の買いも鈍る
1月第2週に海外勢が(現物+先物)の合計で
わずかとはいいながら(▲410億円)、11月第
1週以来2か月ぶりの売り越しとなったことは気
になるところです。海外勢が大きく買い越さない
限りは日本株は上昇できないことはデータが示し
ているところです。
日銀のETF買いもあり、需給的に株価が下げ難
いことも事実ですが、足元では海外勢の動向も含
め、上値も追いにくくなってきています。19.000
円±300円を中心としたレンジ・トレーディングと
考えます。
トランプ政策は経済・貿易、外交・防衛、総
合的に判断して、我が国にプラスに働くことはな
いということも株価の頭を重くします。。
よろしいですか?