米中通商協議は合意なるか!? 米中首脳会談は!? ~4月4日の注目点とイベントスケジュール~
昨日は、米中通商協議の進展が漏れ聞こえてくると、ドル円は一気に上昇! リスクオンの流れになりました。
リスクオンの流れは、資源国通貨の買いにつながり、RBA理事会がハト派姿勢になったことで、下落した豪ドルは買いが入り、全戻しする結果になっています。
また、ポンドでは、メイ首相と野党労働党のコービン党首と会談を好感、離脱案協力を期待してポンド買いが進んでいました。
◎本日の注目点
1)英国議会
英国議会では、離脱案について審議・採決が繰り返されています。 また、メイ首相は野党労働党のコービン党首と会談、協力を求めています。 ただ、メイ首相とコービン党首の会談は、結論が出ないままです。
本日も、何も決まらないまま時間だけが過ぎている模様。 合意なき離脱だけは避けるということだけは可決したとの情報がありますが、合意なき離脱回避するためにはメイ首相の離脱案を可決するか、欧州議会選挙に参加して長期の離脱期限日の延期を申請するかのどちらかしかないと思います。 選択肢が少なくなってきている中、本日どのような結果が出てくるのか注目です。
2)ECB理事会議事要旨
今回は、TLTROの導入が決定・導入の発表は済んでいるため、サプライズな内容は期待できないかもしれません。
ただ、導入に至った経緯と欧州経済の見通しについて注目したいと思います。 特に、緩和政策ともとれるTLTROを導入するほど景気後退が懸念されていたのか!? また、先月のドイツPMIが大きく下振れしたことでユーロが大きく売られました。 このことも想定内だったのか、景気見通しについても注目したいと思います。
3)米中通商協議
昨日は、米中通商協議の進展が報道されると、好感してリスクオンの流れとなりました。 ただ、まだ合意したとは聞こえてこないので、決裂となる可能性もあります。 最後の最後まで、何があるかわかりません。 特に知的財産権についてなど、解決していない問題もあります。
ワシントンでの通商協議2日目、通商協議合意に向けて進展するのか!? また、首脳会談まで持っていけるのか!? 注目したいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月4日(木曜日)
06:00 USD カシュカリミネアポリス連銀総裁発言
20:30 EUR ECB理事会議事要旨(3月7日分)
23:00 CAD Ivey購買部協会指数
4月5日(金曜日)
02:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
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