淳一のスキャルピング教室|第9回 スキャルピングスタイルの構築と手法①[淳一FX]
淳一FXさんプロフィール
じゅんいちえふえっくす。FXスキャルピングトレーダー・FXメンタルアドバイザー・FXコーチング・ファイナンシャルプランナー・保険代理店・経営コンサルタントなど、多方面で活躍。プライスアクションを中心としたスキャルピングにて、毎月1000pipsを目標にトレーディング。
Twitter:https://twitter.com/junichi_fx
※この記事は、FX攻略.com2019年6月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
第8回では、FXで最も重要だといわれる「メンタル」について、トレードに影響する意味や自分自身の問題点をピックアップし改善する方法などを解説しました。今回からは、スキャルピングスタイルの構築、手法の作り方や考え方などをご紹介していきたいと思います。
スキャルピングとは
スキャルピング(scalp-ing)には、「頭の皮を剥ぐ」という意味があります。FXで言い換えると「薄い皮を剥ぐように相場から小さな利幅を取る」ということになります。FXスキャルピングの定義は人によりさまざまですが、私にとってはあくまでもデイトレードの中の一つの手法であり、優位性が極端に高まった場所でのエントリーに特化し、かつ優位性が高い状態でイグジットする「優位性を最重要視したトレード」と考えております。
また、私のスキャルピングにポジション保有時間の概念はないに等しく、よくいわれる「短時間のトレード=スキャル」とは定義しておりません。トレード時間が1秒に満たない場合もあれば、優位性が保たれている限り数十分間ポジションを保有している場合もあります。
一般的なデイトレードでもテクニカルなどを用い、優位性の高まりを判断してエントリーやイグジットしますが、私が定義するスキャルピングでは、たとえ短期トレンドに反していても(もちろん順張り方向にも)、またはほんのわずかであっても非常に高い確率(優位性)で利幅が狙えるといった場所を予見し、動意付くタイミングを待ち、状況に合わせてロットを調整しながらエントリーとイグジットを行います。
よろしいですか?