プロが愛用する高値・安値を正しく定義付けする方法
この記事は 【FXで迷わず高値・安値を定義付けする方法!スイングハイ・スイングロー】 でより詳しく解説されています。 |
あなたは、ダウ理論という世界基準の分析方法を学びます。
そして、トレードレベルが上がると、必ずあることで悩むはずです。
そう、『高値と安値の定義付け』に。
『本当にここを高値ととらえていいのか?』
その高値の定義付けによってチャートの見方が全く変わります。
しかも、トレーダーによって高値と安値の認識が違うのでさらに迷う・・・
この記事では【プロが愛用する高値・安値を定義付けする方法】を解説していきます。
高値・安値の定義付けのルール化すれば相場が見えるようになる!
トレードを行う上で高値と安値の定義付けをルール化する理由は、トレンドやレンジの認識を明確にすることです。
どういうことかというと、高値や安値を起点として波形を描きながらチャートは形成されます。
その高値や安値をもとにトレーダー達は、上昇トレンドや下降レンド、レンジ相場などの環境認識を行っています。
ですが、もし誤った高値や安値を決めていたらどうでしょう?
いつも異なった相場分析になり、毎回異なる基準のトレードを繰り返すことになります。
そこで、正しいチャート分析を行うためには、トレンドやレンジの認識をルール化すればいいのです。
ここで、トレンドとレンジの定義について簡単におさらいしておきます。
◆アップトレンドの定義・・・高値・安値が前の高値・安値より切り上がっている状態。
◆ダウントレンドの定義・・・高値・安値が前の高値・安値より切り下がっている状態。
◆レンジの定義・・・一定の値幅の中でレートが上下動している状態。
※以下の記事で詳しく解説しています。 |
チャートの青丸と赤丸のどちらを高値・安値にするかで、トレンドが変わりますよね。
高値と安値の決め方次第では、トレンドが反対になったり、トレンドの転換ポイントも違ってきます。
※トレンド転換については以下で解説しています。 |
このような理由で、高値と安値の定義付けをルール化することが、非常に重要だと言えます。
高値・安値の定義付け(スイングハイ・スイングローとは?)
高値と安値の定義付けにおいて、プロも愛用している方法が、スイングハイ・スイングローという分析方法です。
(※とても簡単ですが、非常に効果的です。)
スイングハイローの定義を下記に記載します。
スイングハイ
⇒ 最高値を中心に左右6本(n本)の高値ができればスイングハイ
スイングロー
⇒ 最安値を中心に左右6本(n本)の安値ができればスイングロー
文字だけではわかりにくいので、図をご覧ください。
画像で確認すると、簡単ですね。
さて、『なぜ6本なのか?』
その理由はいくつかあります。
一つ目の理由は、世界的に有名なトレーダーであるラリー・ウィリアムズさん(『ラリー・ウィリアムズの短期売買法』という書籍が有名)が、スイングハイ・スイングローを左右6本としていること。
二つ目の理由は、一週間は日足のローソク足が5〜6本作られているということが理由です。
スイングハイとスイングローを実際のチャートで確認しましょう。
図中のように、スイングハイとスイングローを左右6本ルールで、高値と安値をつけています。
すると、綺麗な高値と安値を基準にした波形が確認できます。
高値・安値が分かれば、複雑なチャートも整理できる
チャートは、常にキレイな波形とはいきません。
複雑な波形の時もあれば、あいまいな高値や安値をつけながら、チャートを作っていきます。
そんな時、最も困るのが『高値や安値はどこにすればいいの?』です。
しかし、高値と安値の定義付けルールがしっかりしていれば、不安なく相場分析できます。
それでは、高値や安値があいまいなチャートを確認しましょう。
よくありがちな高値と安値の持ち合い相場を例に考えていきます。
いかがですか?
スイングハイ・スイングローを使うことで、持ち合い相場も、きっちりと高値と安値を判断できますよね。
ルールがあればどんなチャートでも、高値と安値を整理することができるのです。
押し安値と戻り高値を明確に表示してくれるインジケーター |
スイングハイとスイングローを使用したトレンドライン
続いて、スイングハイとスイングローを使ったトレンドラインの引き方を紹介します。
トレンドラインって、テクニカル分析の基本となるものですが、意外と難しいんですよね。
それはなぜかというと、
・正しいトレンドラインを引くルールを知らない。
・高値と安値をルール化されていない。
この2つのルールを、もし知らなかったら、どこでも自分勝手にトレンドラインが引けてしまうのです。
このように自分の都合の良いように引いてしまうトレンドラインのことを
『ご都合ライン』
と呼びます。
私も昔は、ご都合ラインを引きまくってました。
トレンドラインの正しい引き方のルールは、以下の記事で詳細に解説しています。 |
ここでは、誰でも簡単に機能するトレンドラインの引き方も公開しています。
これまでで紹介してきた高値・安値の定義付けがあれば、機能するトレンドラインを引くことができるようになります。
そのことにより、正しい分析ができるようになります。
まとめ
高値・安値の定義付けについて説明していきました。
私は、高値と安値の定義付けルールを知り、十分理解することで、『チャート分析の見方の固定』が可能になり、相場分析のスピードと精度が一気にあがりました。
それだけではなく、『これが正しい!』という自分なりの軸を持つことで、トレードに対する自信も持てたのです。
その他の記事に関しては、『エイクのFXブログ』をお読みください。
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