淳一のスキャルピング教室|第10回 スキャルピングスタイルの構築と手法②[淳一FX]
淳一FXさんプロフィール
じゅんいちえふえっくす。FXスキャルピングトレーダー・FXメンタルアドバイザー・FXコーチング・ファイナンシャルプランナー・保険代理店・経営コンサルタントなど、多方面で活躍。プライスアクションを中心としたスキャルピングにて、毎月1000pipsを目標にトレーディング。
Twitter:https://twitter.com/junichi_fx
※この記事は、FX攻略.com2019年7月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
第9回では、スキャピングスタイルの構築、手法の作り方や考え方などをご紹介させていただきました。今回も引き続き、スキャルピングのスタイル構築、手法作りに欠かせないルールや注意点などについてご説明いたします。
手法を作るにあたって意識していただきたいのは、「自分の得意パターンを見つける」ということです。スキャルピングでは、この得意パターンを見つけることで稼ぐトレードの第一歩を踏み出せます。
これは一朝一夕にできるものではなく、失敗や調整を繰り返しながら徐々にブラッシュアップしていく作業となります。この過程で重要になるのは、新しく作った手法が特定のパターンにどの程度マッチしているかどうかであり、できるだけ多くのデータ上にて検証を行う必要があります。
手法の検証方法
手法の有効性を確認するためには、専用のテスターソフトを用います(MT4でも簡単なテストは可能)。テスターは非常に便利で、過去のプライスデータを基に自動で検証してくれるものも多いのですが、機械的なテストになってしまう点には注意が必要です。テスター上で優秀なロジックが完成したとしても、プライス以外の状況が絶対的に異なる未来の相場で実際にどの程度活躍できるかは全く別の話となります。
しかしながら、スキャルピングにおいてテスターの利点は多くあり、過去の値動き(ローソク足の生成過程)を反映したチャートを眺めているだけでもとても勉強になります。新しい手法や調整した手法を、無作為に選んだ過去の相場で検証することを繰り返せば新たな発見があり、それがさらなるブラッシュアップにつながります! 完成したばかりの手法や試したい手法は、まずリスクのない過去のデータで試してみましょう。
よろしいですか?