【No.6 ゆったり為替】専業トレーダーのリアルな実像〜自由時間を有意義に過ごし月足の取引で稼ぐときを待つ
7人の成功者からFXで生きる術を学ぶ
今は兼業トレーダーとしてFXをやっているけれど、いずれは仕事を辞めて専業トレーダーになりたい! と考えている方も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、FXで生活する専業トレーダーおよび他の事業を行いながらFXメインで資産形成しているトレーダーの7名にご協力いただき、どのように専業になり、どうやって稼ぎ、どんな生活を送っているのか、その実態を語ってもらいました。
※この記事は、FX攻略.com2019年8月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
ゆったり為替さんプロフィール
個人投資家。取引回数が極めて少ない「ゆったりトレード」派。FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日。あらゆるFX会社の口座を保有し、業界内のさまざまなサービスに精通。
ブログ:https://yuttari-fx.com/
Twitter:https://twitter.com/yuttarifx
月足トレードで長期保有をメイン
「ゆったりトレード派」のゆったり為替さんは、本誌でスワップポイント狙いの月足トレード戦略を連載しています。ゆったり為替さんのトレードスタイルは週足や月足をメインにした長期トレード。比較的ポジションの保有期間が長いトレードではスワップポイント狙いで新興国通貨ペアを対象にするトレーダーも多いですが、ゆったり為替さんは新興国通貨ペアでは超長期トレードをしません。先進国通貨ペアのみです。新興国通貨ペアは相場が消滅するリスクがあるため、取引する場合はお遊びの範囲を超えない金額にとどめており、通貨ペア選び自体も長期取引視点でリスクオフしています。
「歴史的安値圏まで為替レートが下落したら、資金の許す範囲内で徐々に買います。各国中銀や政府が公開する統計情報と為替レートの関係をあらかじめ調べてあるので、その条件に合致した場合に取引をしますが、条件に合致さえすれば安値でなくともさまざまな場面で取引しています。
決済は一気にはせず、直近10年の最高値圏での利食いを狙います。勝率は100%を目指し、損切りはしません。ドル円を買うなら、たとえ50円台になっても保有し続けるつもりで、事前にさまざまなシミュレーションをしています」
月足トレードでは、ポジションの保有期間が1年を超える場合が少なくないそうです。そのため年単位で保有する場合には、スワップポイントが常にプラスになるよう計算しています。取引のタイミングも保有期間と同様に数か月から数年にわたって継続する場合もあり、例えば豪ドルNZドルは2014年からトレードチャンスが継続しているとのこと。
また、同時にリピート系注文も行っており、例えば豪ドル円で55円~84.80円の間に買い注文を多数並べる運用をしています。円高になれば長期でポジションを保有し、10円~30円の含み益になったら決済しているそうです。
利食いとスワップポイントで得た資金は、口座で寝かすか複利運用に充てているようで、「資金を口座に寝かせると大暴落しても強制ロスカットになりづらく、複利運用であれば日々の利食い額を大きくできる」ことがメリットになるようです。この運用だと通常年率は5%~10%になりますがリーマンショック級の暴落が来たときには100%も狙えるとのことです。
よろしいですか?