2015年5月から稼働年利23%超 CounterQスパンモデルとRSI使用のコントロールしやすいEA
ここ最近、お客様の購入が目立って増えてきたEA(FX自動売買ソフトウェア)CounterQ がとても気になりました。
開発者さんにも電話インタビューを行ないましたので、その状況を含めご紹介をしたいと思います。
CounterQのロジックは、EAの商品ページ(CounterQ)や商品同梱のマニュアルを見ますと、ドル円、5分足、1枚運用(1個しかポジションを持たない)、利益確定値(勝ち)25pips、損切設定値(負け)120pipsで、スパンモデルとRSIを使用していて、一定期間のレンジ相場に注目し、極力トレンドの転換やトレンド相場自体を避けるように設計されていると書かれています。
スパンモデルは、レンジ相場とトレンド相場の判定を得意としたものですから、そのトレンドの転換期やトレンド発生の最中はエントリーをしない設計なのでしょう。
また、RSIは売られ過ぎ、買われ過ぎを判断するオシレーター系のテクニカル分析ですから、スパンモデルがトレンド発生と判断したタイミングとRSIの「過ぎ」のタイミングを合わせてトレードを停止するものだと思われます。
損切設定値(負け)が120pipsというのは、レンジ相場の中でエントリーを行なうのでエントリーから逆行しても戻って来ることを想定しているものです。そして、利益確定値(勝ち)25pipsで勝ちをもぎ取る設計だと見て取れます。
このレンジ相場でしか取引しない設計というのが、実際のフォワードテストで下の画の通り70.16%という高い勝率に表れています。
2015年5月11日~のフォワードテスト結果
開発者おこんさんが「コントロールしやすいビギナー向けのEA」というのも、この高い勝率故に、大きな損切設定値(負け)まで到達する負けの連続が少ないので、EAを使い始めた方や比較的トレード経験が少ない人が、損失が怖くて稼働を停止してしまう可能性が低くなるということが根拠なのだろうと思います。
ただ、実際に損益曲線を見ると下の画の通り2017年7月から11月にかけて17.45% (38,050円)のドローダウンが発生していて、さすがにこのタイミングでは稼働をやめる人が続出するだろうなとも思います。
2015年5月11日~のフォワードテスト損益曲線
2017年のこの時期は、CounterQのトレンド相場レンジ相場の見分け判定が機能しない突発的なトレンドが発生していたのでしょう。
このようなタイミングでは停止しておくのも賢明ですが、最近お話を伺ったEAあざらしさんやWhite Bearのラッコさん、FlashesのTrader Kaibeさんが口を揃えて仰っていた証拠金に見合わない大きなロットでEAを稼働するから停めなければいけない心境になるけれども、そうでなければ、停止せずに使用を続行しているうちに優れたロジックのEAは、結局、年間塔の町危機感でプラスになっているものだ。という話を思い出します。
そういう運用をする投資家の方が増えると良いと思いました。
とはいえ、開発者のおこんさんは、EAの商品ページやマニュアルで「事前に判明しているイベントリスクを回避することでデモフォワード以上の安定性を見せます。」と強調していて、パラメーターに
Weekend̲Stop※ false:週末トレード(有true/無false)
Stop̲Day̲Of̲Week 5 :指定曜日(0:日曜日~6:土曜日)
Stop̲Hours 0(時) :トレード停止指定時刻(サーバ時間)
DayTrade̲Stop false :日中エントリー制限(有true/無false)
startTime 0:00 :開始時刻(サーバ時間)
EndTime 23:50 :終了時刻(サーバ時間)
という細かく停めることが可能な機能を持たせていらっしゃいます。
毎週末にパラメーターを翌週のイベント等を考慮しながら設定し、週明けを迎えて稼働すると更に素晴らしい成績になるのではないかと思いました。
前述のTrader Kaibeさんもそのように主張されていて、twitterで毎日のEA停止時間を発信されていますが、EAを使用する投資家の方の中でも稼働停止することでさらにパフォーマンスを上げられることを経験した裁量トレードの経験も豊富な投資家の方が増えて来ているのではないでしょうか。
Written by Hayakawa
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