投資家必見!あなたの税率お調べします
今年も残りあとわずか。
年内に投資で得た利益は、金額によって納税の必要があります。
一般的に株やFXの税率をインターネットで検索すると、「20.315%」との表記をよく目にします。
これは誰しもが当てはまるものではありません。
確定申告を控え、それぞれの税率について調べている方も多いかと思いますので、
・株、FX、仮想通貨、バイナリーオプション、それぞれ税率はどれくらい?
・国内口座・海外口座で違いはあるの?
・税金を払わないとどうなる?
などをご案内していきます。
◆それぞれの投資の税率はどれくらい?
【株式】
・上場株式の配当金…20.315%
・非上場株式の配当金…20.42%
上場外国株式の配当金は、国内上場株式と同じく税率20.315%になります。
【仮想通貨】
仮想通貨の場合、売買によって年間の所得金額が20万円を超えると課税対象となります。
また、他に収入を得ている方は全ての所得金額によって、その税率が変わってくるので注意が必要です。
課税対象の所得金額
195万円以下………………………………5%
195万円を超え330万円以下……………10%
330万円を超え695万円以下……………20%
695万円を超え900万円以下……………23%
900万円を超え1,800万円以下…………33%
1,800万円を超え4,000万円以下………40%
4,000万円超………………………………45%
【FX・バイナリーオプション】
給与所得者の場合、売買による利益が年間20万円を超えると課税対象です。
給与所得がない場合は、売買による利益が年間38万円を超えると対象になります。
また、国内口座、海外口座によって税率も異なります。
・国内口座……20.315%
・海外口座……仮想通貨と同じく雑所得扱いの為、所得金額による(詳しい税率は仮想通貨の欄を参照)
◆国内口座・海外口座で違いはあるの?
国内口座と海外口座で税率が異なることは上記の通りですが、「で、結局どっちがいいの?」という声をよく耳にします。
それぞれメリット・デメリットがありますが、ほんの一部をあげてみました。
・海外口座は年間利益が少ない場合税率も低くなる可能性がある
・国内口座は損益通算の制度が適用されるため、損失が出た年には税の負担を減らせる
実際、毎年利益を出せる投資家は少ないと思います。
損益通算を利用すれば一定期間内の利益・損失を相殺して、税金を減らす事もできるので安心ではないでしょうか。
※この制度は以下のような国内口座で取引された場合のみ適用となりますので、ご注意を。
◆税金を払わないとどうなる?
税率についてネットで調べると、「抜け道」や「ばれる」といった関連キーワードが目立ちます。
負担は少ない方が良いに越したことはないですが、抜け道や裏ワザは存在しません。
定められている税金は必ず納めなければいけないのです。
確定申告を行なわなかったり、申告漏れをすると脱税行為とみなされ、重加算税や罰金もしくは懲役の場合もあります。
「納税額が決まる前に使ってしまった…」なんてことにならないよう、しっかり調べて資金管理をしておいた方が、メンタル的にもいいですよね!
Written by Kuwabara
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