サンフランシスコの飲茶はチャイナ・タウンの飲茶[森晃]
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森晃さんプロフィール
エコノミスト。シンクタンク(アメリカ合衆国)に所属。専門分野は、為替政策、金融政策、マクロ経済政策、金融規制。市場関係者、金融当局者、政策当局者と交流し、多方面から為替の動向について分析を行っている。
※この記事は、FX攻略.com2020年1月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
大昔、西海岸のサンフランシスコに滞在する機会があった。美しくてきれいで大好きな街である。そんなサンフランシスコで、丘の上にある立派なアパートを借りた。そのアパートの住人であり、大手銀行で住宅ローンの融資担当の仕事をしている女性と仲良くなった。家族ぐるみで付き合いが始まり、まだ小さかった娘は教会を挟んで前にある公園で、同じ年のお嬢さんと毎日遊んでいた。砂場で二人がスネーク遊びといって、砂の上を這いずっていたのをよく覚えている。娘の服が泥だらけになり、家内がブツブツいっていたことも覚えている。
そんな思い出がいっぱいのサンフランシスコであるが、この夏にビジネスで成功している友人と空港に降り立った。そのとき、ふと懐かしいメロディーを思い出した。幼少期であるが、タレントの所ジョージさんが「サンフランシスコの飲茶(ヤムチャ)はチャイナ・タウンの飲茶」といいながら、小籠包を宣伝していた。有名なドーナツ屋のコマーシャルソングである。若い世代の読者の皆さまにこのソングについて説明しても、何のことかさっぱり分からないだろうが…。
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