マックス岩本の「MACD」を理解する その3[マックス岩本]
FX
マックス岩本さんプロフィール
いわもと・けいすけ。「中卒認定テクニカルアナリスト」という異名の通り、アナリスト業界ではまれに見るノー学歴。学歴社会が色濃く残る昨今でも、そんなことがいっさい関係しないFX市場を相手に日々奮闘中。「誰もが気軽にFXを始められる今だからこそ、しっかり勝ち続けられる技術を身につけてほしい」という気持ちで、連載やセミナー講師を務めています。
※この記事は、FX攻略.com2018年5月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
売買シグナルは全部で四つ存在
今回はMACDをより実践的に活用していくために、各売買シグナルの「長所」と「短所」についてお話ししてまいります。初めに、どんなテクニカル指標にもいえることですが、類似する局面があっても全く同じ相場が訪れることのないマーケットで安定的かつ継続的に利益を上げていくためには、長所だけでなく短所に対する深い理解が必要不可欠です。短所を押さえることで、ダマシにあったときに何を意味し、今後どうなる可能性が高いのかが予測でき、含み損を抱えている場面でも適切に対処することができるからです。
MACDの売買シグナルは全部で四つあります。
①ヒストグラムの増減
②MACDとシグナル線のクロス
③MACDと0ラインのクロス
④シグナル線と0ラインのクロス
です。まれにこれらが並列的に紹介されていることもありますが、それでは迷いが生じて使いものになりません。各シグナルの特徴をふまえ、分けて考えることが大切です。
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