発掘!エントリーの精度高!隠れた秀逸EA Cygnus USDJPY
FX
成績と並行してEA商品ページの書き方、内容をチェックし使用するかどうか決めるというベテランEAトレーダーの方は多いのですが、そのような方のニーズを満たすEA Cygnus USDJPY M5を、本日は、バックテストをするなどしてご紹介いたします。
Cygnus USDJPY M5は、ドル円、5分足のEAです。
商品ページでは、1ポジション&両建て無しで、高Lot取引でもリスクを管理しやすいことを優先したと書かれています。
7年超のバックテスト結果(2012年3月7日以来のバックテスト結果)
を見ますと、10,000ドルの証拠金で開始して、最大ドローダウン332.05ドル (3.26%)となっており、非常に少ないドローダウンでリスクコントロールし易い結果と言って良いと思います。
開発者 MT lightning さんに訪問した際にロジックの話を伺ったのですが、テクニカルは、スキャルタイプのEAに多い移動平均線複数本によるトレンドの角度の計算を行なうといったものではなく、中期MACDと短期ボリンジャーを使用して、日足で大まかな方向感を確認しつつ5分足でトレードを行なうイメージとのことでした。
また、商品ページに記載がありますが、利益確定値20pips、損切設定値100pipsが設定されていて、利益幅が20pipsに到達するとトレーリングストップ発動で利益を伸ばすものとなっています。
損切設定値が広いのが気になりましたが、『損切りのほとんどのケースでは、エントリー後逆方向のトレンドが発生してしまった場合に、そのトレンドが小休止して若干の戻りが入ったところで損切している。』との開発者談でした。
実際に、弊社のバックテストでも損切設定値100pipsの損失を発生させた回数は少ないものでした。
非常にエントリーポイントを絞って勝てるポイントでのエントリーを狙っていることが分かるEAですが、記事 ぶっちゃけ【優秀なEA】ってどう選ぶの?にあるEAの選び方の5つのポイント
- フォワード結果がある程度たまっていて、グラフが右肩上がり
- 低DD(ドローダウン) ・ナンピン、マーチンではない
- PF(プロフィットファクター)1.5以上
- リスクリターン率 = 合計損益 ÷ 最大ドローダウン
- リスクリワードレシオ = 平均利益 ÷ 平均損益
に沿って見て参りましょう。
1.フォワード結果がある程度たまっていて、グラフが右肩上がり は、下の画の通り実績計測の開始が2019年11月12日ですので、充足しているとは言えません。
実績計測(2019年11月12日開始)
2.低DD(ドローダウン) ・ナンピン、マーチンではない は、最大ドローダウン 332.05ドル (3.26%)で、常時一ポジションですので、満たしていると言って良いでしょう。
3. PF1.5以上 は、1.75 というクリアしている値です。記事 ぶっちゃけ【優秀なEA】ってどう選ぶの? の中では、1.5~2.0がちょうどいいということでありますので、良い数値と言えるでしょう。
4.リスクリターン率 = 合計損益 ÷ 最大ドローダウン は、合計損益4905.71ドル ÷ 最大ドローダウン332.05 ドル = 14.77 でした。
リスクリターン率は、2.0以上であることがひとつの目安ですので、14.77は傑出している素晴らしい成績と言えます。
最後の 5.リスクリワードレシオ = 平均利益 ÷ 平均損益 は、平均利益16.14pips ÷ 平均損益-12.46 =1.29 でした。
リスクリワードレシオが1(平均利益と平均損失が同じ)で、且つ勝率50%以上であれば利益は残っていく計算になりますが、バックテストの勝率57.46%に加え、リスクリワードレシオ1.29ということですので、申し分のない結果と言えます。
開発者さんも取引回数の少なさを改善されて行きたいと仰っていましたが、エントリーの精度の高い良いポイントに絞って取引をすることは裁量トレードでも王道です。
資金量とロットを見ながら、高めのロットで運用して行くという考えはあるのではないかと思いました。
Written by Hayakawa
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