方向感模索のリスクオン相場! 「1月17日の注目点とイベントスケジュール」
昨日は、米中協議合意を消化していく展開でしたが、その他の材料が乏しく方向感を模索するような動きでした。
ECB理事会議事要旨では、欧州景気底打ちが見られたことでユーロは一時買われましたが続きませんでした。
ドル円は110円を挟んだ展開が続きましたが、オプションカット後からFIXにかけて110円を明確に抜け110.20円まで上昇しています。
このまま前回高値を抜けて、110円ミドルに向けて上昇を続けるか注目が集まっています。
週末なのでポジション調整は気を付けつつ、本日も材料難で方向感を模索しながら、上昇していくのか注視していきたいところです。
◎本日の注目点
1)リスクオンマーケット
中東リスクが落ち着き、米中協議は合意署名が終わり、USMCA(新NAFTA)の米議会承認、注目されていた要因がほとんど終了したことでリスクオン相場になっています。
残っている注目要因は英国のEU離脱ですが、1月末で移行期間に移ることはほぼ確実、織り込み済みです。
リスク要因がなくなったことで株価は堅調、米株価3指数は最高値を更新しています。
米国は隠れQEを実施している米ドルはドル安になるよりも、株高によるドル高に反応しています。
いつまで続くかは不明ですが、流れは株高・ドル高・リスクオンの円安となっているようなので、リスクオンが続くのか、株価や債券の動きに注視したいと思います。
2)資源国通貨
リスクオン相場になったことと、カナダにとってはUSMCAが合意、オセアニアにとっては米中協議が合意したことで、資源国通貨にとって重しが取れました。
明確な材料に乏しい中で、今まで売られてきた資源国通貨などの買い戻しが入るのではないかと注目しています。
特に、オセアニア通貨は米中リスクでかなりショートポジションが溜まっているので、景気回復傾向が出てくればイッキにショートポジション解消につながると注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
1月17日(金曜日)
11:00 CNY 中国GDP
18:30 GBP 英小売売上高
19:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
22:30 USD 建築許可件数
23:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
1月18日(土曜日)
00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
02:45 USD クウォールズFRB副議長発言
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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