米中合意内容を織り込む1日! 「1月16日の注目点とイベントスケジュール」
昨日の米中合意署名は米株価の上昇には追い風となりましたが、為替市場にはほとんど影響がありませんでした。
今日は東京市場、アジア、欧州市場と合意内容を織り込んでいく状況になりそうです。
また、スイスフラン高が進んでいます。
米国がスイスを為替報告書監視リストに追加したことで、スイスは介入を否定したことが要因です。
スイスは対ユーロでフラン高を嫌いますが、あと少しで2017年フランス大統領選挙前の水準までフラン高が進んでしまいます。
スイスが介入するのか、追加緩和するのか、それとも何もしないのか、マーケットの注目度が高くなっているようです。
◎本日の注目点
1)ECB理事会議事要旨
12月のECB理事会の議事要旨が公表されます。
ドラギ総裁が最後に緩和政策を実施して、それを引き継いだ形ですがラガルド総裁も緩和政策を変更せずに継続しています。
ドラギ総裁が追加緩和政策をしたときには、反対するメンバーが多かったようですが、12月の理事会ではどうなのか注目しています。
また、欧州の景気後退局面について底打ちしたとみているのか、回復傾向にあるのかなどにも注目しています。
議事要旨の発表後には、翌3:00からラガルド総裁の発言も予定されています。
こちらも上記同様に注目しています。
2)トルコ政策金利発表
中東リスクで一時不安定だったトルコリラも安定を取り戻しつつあります。
今回、トルコ中銀は0.5%の利下げが予想されています。
予想を上回る利下げとなった場合は、トルコリラ売りが進む可能性があるので要注意、今までも予想を上回る利下げしてきただけに可能性はあると思います。
エルドアン大統領は、金利を一桁台まで利下げといっていたので、利下げを急ぐよう圧力をかけても、おかしくないと思っています。
◎本日のイベントスケジュール
1月16日(木曜日)
16:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
20:00 TRY トルコ政策金利発表
21:30 EUR ECB理事会議事要旨(12月12日分)
22:30 USD 米小売売上高・フィラデルフィア連銀総裁発言
1月17日(金曜日)
00:00 USD ボウマンFRB理事発言
03:00 EUR ラガルドECB総裁発言
06:30 NZD NZ製造業PMI
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