ダボス会議スタート! 「1月21日の注目点とイベントスケジュール」
昨日はダボス会議を控えていることや、米国が休場ということでマーケットは閑散とし、ほとんどの通貨で小動きな状況です。
ポンドに関しては、利下げ観測が1月だけでなく3月利下げを予測する銀行が出てきたことで、下落しています。
テクニカル的にサポートされたことで、一旦戻してはいますが、上値は重たい状況が続いています。
離脱後に関する発言が出てきたことが欧州通貨の上値を重くしているようです。
◎本日の注目点
1)ダボス会議
本日から世界経済フォーラム(ダボス会議)が開催されます。
「ステークホルダーがつくる持続可能で結束した世界」というテーマで開催され、「IoT」「AI(人工知能)」「温暖化」などが話し合われる模様です。
IoTやAIなどについては、技術革新と対応について話し合うだけでなく、技術覇権争いやサイバーテロなど「デジタル戦争(テクノロジー戦争)」の回避についても話し合われるようです。
デジタル課税については、米欧の間で対立していましたが、昨日フランスと米国の間で休戦との情報が出てきました。
5Gに関しても、米国と中国が覇権争いしていることから、どのようは発言が出てくるか注目しています。
温暖化や気候変動については、パリ協定から離脱のトランプ大統領、環境活動家のグレタさんなどの対決などが注目されています。
その他にも、温暖化対策について国としての対応、併せて経営者・企業としての対応が注目されます。
ダボス会議は多くの国の要人だけでなく、企業経営者も集まることから、経済に関する材料が満載です。
発言やヘッドラインに要注意です。
2)日銀金融政策決定会合
今回も現状維持で、無風通過が予想されています。
ただ、12時前後に発表される政策金利、声明文、展望レポート、15時半から開催される黒田日銀総裁の記者会見で動くことはないと思いますが、今後の政策転換点などが出てこないか確認はしておきたいと思います。
3)株価・債券・商品
リスクオン相場が続き、株価が堅調に推移しています。
米株は上昇を続け、日経は引っ張られるように上昇しています。
株価や債券、商品など異常な動きを見せた場合、急な巻き戻しや大きな調整が入る可能性があります。
各マーケットの動きには注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
1月21日(火曜日)
EU財務相理事会
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)(24日まで)
12時頃 JPY 政策金利・声明文発表
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
18:30 GBP 雇用者数・失業率・平均賃金
19:00 EUR ドイツZEW景況感指数
19:00 EUR ユーロ圏ZEW景況感指数
21:00 MXN メキシコ失業率
1月22日(水曜日)
08:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
よろしいですか?