コロナウィルスによるリスクオフは進むのか!? 「1月22日の注目点とイベントスケジュール」
昨日から始まったダボス会議でトランプ大統領とEUが貿易交渉、大型合意に期待感などという報道も出ています。
ただ、それ以上に注目を集めたのがコロナウィルスで、感染者の拡大などからリスクオフが進み世界的に株価が下落しました。
コロナウィルスによるリスクオフが進むのか、それとも後退してダボス会議などの注目点が戻ってくるのか気になるところです。
注目点ということでは、日銀金融政策決定会合が発表されましたが、こちらはマーケットに与える影響はほとんどなくなってしまいました。
予想通りの据え置きが発表され、発表時も記者会見時もほとんど為替に影響は出ませんでした。
本日はカナダで政策金利が発表されます。
こちらは少しは動くのではないかと期待しています。
◎本日の注目点
1)カナダ政策金利発表
今回の政策金利発表では据え置きが予想されています。
注目は声明文と記者会見です。
中東リスクによる原油高、NAFTAに変わるUSMCAなどカナダ経済に与える影響をどのように見ているのか、また、今後の政策はどのように見ているのか注目です。
2)コロナウィルス
コロナウィルスの感染者拡大で上海総合・ハンセン指数は下落、リスクオフに傾き日経や世界的に株価は下落、米国・ワシントンでも感染者が確認されたと報道されるとリスクオフが加速しています。
中国は24日から春節で大型連休に入ります。
春節で多くの中国人旅行者によるコロナウィルスの感染被害が拡大しないか懸念されています。
この懸念によりリスクオフが進むのか注目しています。
ただ、一方で上海総合やハンセン指数の下落は、春節前の利益確定売りではないかとも言われています。
日本や米株も、今までの上昇分の調整ではないかともいわれています。
調整の要因にコロナウィルスが使われただけではないかと言われています。
ここから、感染者の拡大が観測されなければリスクオフの後退は早いのではないかと思います。
また、調整だけなら上昇再開も早めに来るのではないかとも思います。
感染拡大の報道が出たときに、リスクオフが進むのかどうかが注目ポイントになりそうです。
◎本日のイベントスケジュール
1月22日(水曜日)
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)(24日まで)
08:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
16:40 GBP カーニーBOE総裁発言
22:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
1月23日(木曜日)
00:00 USD 米中古住宅販売戸数
00:00 CAD カナダ政策金利・声明文発表
01:15 CAD ポロズBOC総裁記者会見
08:50 JPY 貿易収支
09:30 AUD 豪雇用者数・失業率
よろしいですか?