ECB理事会に注目! 「1月23日の注目点とイベントスケジュール」
先日の英雇用統計や昨日の英1製造業動向調査が改善したことで、70%前後あった利下げ確率が50%前後まで下がりました。
これによりポンドは買い戻され上昇しています。
また、欧州市場がスタートするとフランが一気に売られフラン安が進みました。
SNB(スイス国立銀行)がフラン売り介入しているのではないかという噂です。
カナダ政策金利は予想通り据え置きでしたが、中立からタカ派が期待されていた声明文がハト派であったため、カナダドルが売られカナダドル安が進んでいます。
コロナウィルスによるリスクオフやダボス会議のリスクも続いている状況です。
◎本日の注目点
1)ECB理事会
本日はECB理事会が予定され、政策金利・声明文・記者会見が注目されています。
政策金利、QE政策に変更はないと思われますが、これからの景気見通しなどに変更があるのか注目しています。
特に、最近中国の替わりに関税戦争を仕掛けられているEUがこれからの経済をどのように見通しているのか、今月末で英国がEUから離脱して移行期間に移ることをどのように見通しているのか、昨日報道で伝わったイタリアの左派「五つ星運動」のディマイ
2)オセアニア指標
豪雇用統計が発表されます。
米中関係が落ち着き、豪経済も底を打ったのではないかとみられている状況です。
本当に改善しているのか、豪雇用統計の結果に注目が集まります。
また、明日早朝にはNZ四半期CPI(消費者物価指数)が発表されます。
CPI(消費者物価指数)は中銀が政策判断で重要視していることと、四半期に1度しか発表されないことで注目度が高くなり、マーケットの影響も大きくなります。
発表時間がNYクローズ後ということもあり、値が飛ぶこともあるので要注意です。
3)リスクオフ
新型コロナウィルスによるリスクオフが続いています。
この状況が続くのか、沈静化に向かうのか注目しています。
また、トランプ大統領の弾劾裁判もスタートしています。
その他にも、イタリア政権も不安定になってきています。
中東リスクも、まだまだ予断を許さない状況です。
香港や台湾を巡る中国の姿勢も注意が必要です。
リスク要因が残っているだけに、注意は必要です。
◎本日のイベントスケジュール
1月23日(木曜日)
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)(24日まで)
08:50 JPY 貿易収支
09:30 AUD 豪雇用者数・失業率
17:30 SEK スウェーデン失業率
18:00 NOK ノルウェー政策金利発表
21:45 EUR ECB理事会・政策金利・声明文発表
22:30 EUR ラガルドECB総裁記者会見
1月24日(金曜日)
00:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
01:00 USD 原油在庫量
06:45 NZD NZ四半期CPI(消費者物価指数)
07:00 AUD 豪サービス業・製造業PMI
08:30 JPY 全国CPI(消費者物価指数)
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合議事要旨(12月19日分)
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