米コロナ対策予算案通過!? Sell The Factとなるか!? 「3月27日の注目点とイベントスケジュール」
昨日、米国上院議会で2.2兆ドル規模のコロナ対策予算案が可決されました。
本日、下院議会で採決され、可決されれば今週中の法案が通過する見通し、ムニューシン財務長官は3週間を目途に国民に現金給付が届くと発言しています。
このことに反応し、米株は上昇して、本日も米株価はプラスで取引を終了しています。
日本も日銀が2000億円のETF買いをしています。
ただ、昨日の日経平均はマイナスとなっています。
先週末から今週頭にかけては、あまり窓開けはしませんでしたが、米国が感染者数最大となったことなど、リスク要因は多数残っていることなどから、今週末から来週にかけては再度窓開けする可能性は十分に残っています。
週末リスク管理をしっかりとしていきたいと思います。
◎本日の注目点
1)コロナウイルス
米国のコロナウイルスの感染者数が中国イタリアなどを追い越し、世界最大となりました。
本日から週末にかけて米国の感染者数は増加すると思われます。
トランプ大統領がどのような対策を出してくるか、NY州知事がどのような対策を出してくるのか注目です。
また、一部情報ではNYで感染者が拡大し、NY証券取引所にディーラーが行けない状況も出てきているとの事で、株式市場の取引額が減ってくるのではないかと言われています。
取引量が減れば、値動きの荒さが増してくるので、リスク管理が重要になってきます。
現在のマーケットはコロナウイルスによる経済停滞に注目が集まっています。
経済停滞につながるような発表が続けば、再度リスクオフに傾くと思われるので要注目です。
2)株価
米株上昇は2兆ドル規模のコロナ対策予算が上院で可決したことではないかと思います。
そして、本日は下院で採決、可決の見通しです。
マーケットは可決を織り込んでいるので、可決した後の株価がSell The Fact(事実売り)となるのか、株価の支えとなるのか注目です。
その他、上記のように米国がコロナ感染者数が最大となり、NY証券取引所にも影響が出始め、この状況が悪化していくようであれば株価にも影響が出てくると思います。
株価が下落に転じた場合、記録的な下落スピードで下落再開する可能性もあるので要注意です。
3)ドル高
FRBが無制限に緩和すると発表し、主要中銀がドルを供給したことでドルが豊富にある状況です。
その中で、ドルを必要としていた実需・企業が支払い・決済のためのドル需要が低下しているように思えます。
トランプ大統領によるドル高牽制発言、実需によるドル需要の低下、パニック買いが起きていたドル買いも落ち着きを取り戻していることから、急激にドル安、巻き戻しが出てくる可能性があります。
ドルの水準に要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
3月27日(金曜日)
21:30 USD PCEデフレーター
23:00 USD ミシガン大が消費者信頼感指数
3月28日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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