注目が集まる雇用統計発表! 「4月3日の注目点とイベントスケジュール」
昨日発表された新規失業保険申請件数が664.8万件と、先週発表された328万件から倍増しています。
2週間で1000万件の失業者が出てきたいる状況です。
新規失業保険申請件数が発表されたところで、ドル円は下落で反応しました。
今までは、この指標でドル円が反応することはありませんでしたが、下落したということは、それだけ失業者・失業率に注目が集まっているようです。
また、トランプ大統領やロシア・サウジ・イランなど産油国からの発言で原油価格が大きく上下する展開となっています。
20ドル割れから一時27ドルまで上昇するなど、ボラティリティが高くなっているので要注目です。
◎本日の注目点
1)雇用統計
先週・昨日と米新規失業保険申請件数が桁違いな数字が発表されています。
米国の多くの場所で外出規制や店舗の営業規制などから失業者が増え続けています。
本日発表の雇用統計は3月中旬までの統計なので、先週や昨日の失業者は含まれていません。
ただ、それでもコロナウイルスの影響が出てきている状況には変わりありません。
どこまで雇用が減っているのか、失業率が増えているのか注目です。
2)景況感
財新(Caixin)サービス業PMI
先日の製造業では予想以上の数字が出てきました。
中国の場合は製造業のほうが注目度が高いですが、それでも本日発表のサービス業PMIも要チェックです。
欧州各国サービス業・総合PMI
欧州では都市封鎖が広がっており、店舗が閉鎖されていることからサービス業の景況感が低迷していると思われます。
サービス業の景況感がどこまで低迷しているのか、PMIの数字がどこまで悪化しているのか注目です。
ISM非製造業景況指数
米国は消費が支えている国です。
消費するための店舗やサービス業がどのような景況感を持っているのか、この先の景気をどのように見通しているのか注目です。
3)週末リスク
この週末も日本では外出自粛要請が出ています。
緊急事態宣言や都市封鎖が噂されていることから、週末に発表される可能性もあります。
週末に発表された場合、週明けは窓を開けてスタートする可能性があるのでリスク管理をしておきたいと思います。
また、世界を見ても感染者が拡大している状況です。
特に米国は感染者数の拡大スピードが上がっています。
米国ではさらなる規制が出てくる可能性があります。
何が起こるかわからないので、週末の持越しポジションのリスク管理はしっかりとしておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月3日(金曜日)
09:30 AUD 豪小売売上高
10:45 CNY 財新サービス業PMI
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
16:45 EUR イタリア総合・サービス業PMI
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI
17:30 GBP 英サービス業PMI
18:00 EUR ユーロ圏小売売上高
21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
22:45 USD 米総合・サービス業PMI
23:00 USD ISM非製造業景況指数
4月4日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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