イースター休暇で流動性低下! 「4月10日の注目点とイベントスケジュール」
昨日はFRBによる2.3兆円の供給プログラムなどからドル安が進みました。
注目されていたOPECプラス臨時会合では、日量1000万バレルの減産に合意しました。
ただ、2000万バレルの減産合意を期待して原油価格は28ドル台まで上昇していただけに、合意内容が1000万バレルと伝わると失望売りに繋がり原油価格は22ドル台まで急落しました。
リスクオフの後退も続き、オセアニア通貨は堅調に上昇を続けています。
本日はイースター休暇に入る国も多い中で、リスクオフ後退の流れは続くのか注目です。
◎本日の注目点
1)原油価格
昨日のOPECプラス臨時会合で、日量1000万バレルの減産で合意したようです。
ロシアやサウジなど減産には合意したものの、期待されていた減産量は2000万バレルだった為に失望感から原油価格は急落しています。
また減産量は日量1000万バレルから順次減産量を2020年4月には日量600万バレル縮小することになっているようです。
本日はOPECプラスなどに米国などを加えた、G20エネルギー相緊急会合が開催されます。
サウジは米国が減産に参加することを条件にしていただけに、本日のG20に米国が参加し減産に合意するのか、減産に米国が参加しなかった場合に昨日の合意が有効なのか注目です。
2)ドル需給
リスクオフのドル需要が高まりドル高が進んでいます。
これに対しFRBは各国中銀とドル協調供給や無制限の量的緩和などの政策をとってきました。
昨日は追加で2.3兆ドルの供給を決定し、内容も投資不適格級のジャンク債やハイイールド債の購入まで含めるという異例の状況となっています。
このことからドルの供給量が増えるとみて、ドル安が進んでいます。
コロナウイルスの影響が落ち着いてくればドルの需要が低下し、FRBなどによるドルの供給量が増えればドル安がさらに進む可能性があります。
ドル需給に関する発言などに要注目です。
本日、クウォールズFRB副議長の発言も予定されているので要注目です。
3)イースター休暇
本日(一部昨日)から、欧米を中心にイースター休暇に入っています。
コロナウイルスの影響で外出規制や移動制限など、都市封鎖されている状況で休暇に入っても人の動きなどに変わりはないと思われます。
ただ、マーケットは流動性が低下し、急変の可能性やフラッシュクラッシュの可能性が高まります。
しかもG20エネルギー相緊急会合などをはじめ、コロナ対策予算などのコロナ関連のヘッドライン、重要経済指標の悪化したデータなど急変の要因が出てくる可能性が高い状況です。
急変動などに備えて、ポジション量やリスクなどをしっかりと管理しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月10日(金曜日)
グッドフライデー(聖金曜日の祝日)
G20エネルギー相緊急会合(テレビ会議)
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
16:00 TRY トルコ失業率
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
4月11日(土曜日)
01:30 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言(2020年・2022年投票権)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
02:30 USD クウォールズFRB副議長発言
03:00 USD 米月次財政収支
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