パウエルFRB議長はマイナス金利を否定できるか!? 「5月13日の注目点とイベントスケジュール」
トランプ大統領はtwitterで、FRBに対しマイナス金利の導入を圧力をかけてきました。
今まで、利下げの時には圧力をかけ続け、関税などを行い、何とか利下げをFRBに決断させてきました。
今回はマイナス金利の導入を圧力をかけています。
今回もトランプ大統領の圧力に負けるのか、気になります。
また、マイナス金利を導入させるために、トランプ大統領はどのような行動をとるもかも気になるところです。
◎本日の注目点
1)パウエルFRB議長発言
昨日のトランプ大統領のツイートでマイナス金利の導入圧力があったように、マーケットでもマイナス金利導入の噂が出ていました。
そのため、パウエルFRB議長は発言を予定したと思われます。
本日のパウエルFRB議長の発言は、マイナス金利否定の発言となると思われます。
なので、予想通りマイナス金利の導入否定となれば、マーケットの反応は限定的だと思われます。
ただ、マイナス金利を匂わすような発言であったり、マイナス金利を否定しない場合はドル売りとなるのではないかと思われます。
パウエルFRB議長の発言と、政策金利の予想にダイレクトに反応する米2年債利回りに要注目です。
2)英GDP
本日発表される英国のGDPは、1~3月期のGDP(速報値)です。
英国では当初、ロックダウなど行わない方針でした。
英国は欧州、特にスペインやイタリアに比べ、ロックダウン対応が遅かったことを考えると、英国のGDP速報値が予想よりも悪化していると欧州もそれだけ悪いのではないかと思われます。
ということで、英国の経済状況だけでなく、この後発表される欧州のGDPの参考にもなるので要注目です。
3)RBNZ理事会
ニュージーランドはコロナ対策で厳しい入国制限や外出規制などを実施したことで、感染者数などは抑え込むことは出来たとしています。
ただ、その分だけ経済も停滞していると思われます。
本日の金融政策では、声明文などで今後の経済状況についての見通しをどのように見ているのか注目です。
また、今後の金融政策の手段が残っているのか、追加緩和があるのか、マイナス金利は検討されているのかなどに注目です。
予想は据え置きとなっているようです。
4)リスクオフ
米中関係でお互い批判を繰り返し、中国はコロナで大変な時期にどさくさに紛れて、尖閣や台湾、南沙諸島で実効支配に出てきていることから米中の衝突に要注意です。
中国はコロナの責任を巡って豪州とも対立しており、欧州や英国からもコロナの責任を問われています。
また、欧州ではドイツとその他EU加盟国のような形で対立しています。
トルコはリラ安を巡って不安定な状況、新興国は全般的に通貨安が問題となっています。
その他では、コロナの影響を受けた企業決算が続くことから株価の上値を抑え、下落する場面も出てきています。
原油価格も減産を巡っての思惑から不安定な値動きとなっています。
これだけリスク要因があるということに注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
5月13日(水曜日)
09:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
11:00 NZD RBNZ政策金利・声明文発表
12:00 NZD オアRBNZ総裁記者会見
15:00 GBP 英GDP(1~3月期)(速報値)
16:00 TRY トルコ経常収支
20:00 EUR レーンECB専務理事発言
22:00 USD パウエルFRB議長発言
23:30 USD 原油在庫量
24:00 EUR デギントスECB副総裁発言
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