中国との関係が注目材料に! 「5月14日の注目点とイベントスケジュール」
昨日はパウエルFRB議長の発言に注目が集まり、経済悪化に言及するとドル売りが進みましたが、その後マイナス金利を否定するとドル買いに反転し大きく上昇しました。
当面、FRBのマイナス金利導入については注目が集まるように思われます。
トランプ大統領はTwitterでマイナス金利導入を要求していたので、この先どのように動くのか注目です。
昨年の場合は、利下げを要求し、FRBが否定すると対中関税を発表し株価下落し、結果利下げとなっています。
今回もパウエルFRB議長がマイナス金利を否定したとしても、トランプ大統領は何らかの圧力でマイナス金利を導入させるような気がします。
◎本日の注目点
1)対中国
中国は米個人を対象として報復措置を検討や、雰囲気が悪いとして米農産品の購入を見送ったり、米国との対決姿勢をとっています。
また、尖閣・日本海・南沙諸島などを中国公船や中国軍が航行して実効支配に動いています。
これに対し、米国は中国に対する投資を止め、ファーウェイなど通信網供給を巡る使用禁止の大統領令を延長するなど制裁を強めています。
また、WHOが台湾の情報を隠蔽したなどと批判しています。
台湾はWHOの会議へオブザーバーとして参加を各国に訴えています。
豪州は対中貿易について協議を呼び掛けていますが、中国側からの反応はいまのところ来ていない。
欧州や英国でも、コロナの責任を中国に求める動きが出てきているようで、中国包囲網が広がってきているようです。
当然、中国も黙っているとは思えず、何らかの動きをしてくると思われます。
コロナが落ち着いてリスクオフが後退してきている状況で、次のリスクオフ要因は対中国になると思われ、要注目です。
2)豪雇用
本日豪雇用統計が発表され、注目は失業率です。
先日のRBA理事会でも失業率に触れ、政策判断に大きく影響を持っているようです。
失業率の予想は8.3%
これを上回るのか、下回るのか、要注目です。
3)利下げ・マイナス金利・追加緩和
本日発表のメキシコ政策金利では利下げが予想され、さらなるメキシコペソ売りが強まるのではないかと注目されています。
メキシコペソも通貨安が進んでいるので要注意です。
また、昨日政策発表があったNZ中銀はマイナス金利について否定せず追加緩和を発表、年内にもマイナス金利があるのではないかと予想が出始めています。
米国もパウエルFRB議長はマイナス金利を否定したものの、マーケットはマイナス金利の予想をはじめています。
英国は昨日、一部報道としてベイリーBOE総裁が追加緩和について言及したと報じています。
本日発言が予定されているので、追加緩和についてベイリーBOE総裁がどのように発言するか注目です。
このように追加の緩和策を出してくる可能性のある国に注目です。
◎本日のイベントスケジュール
5月14日(木曜日)
10:30 AUD 豪雇用者数増減・失業率
15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
16:00 TRY トルコ小売売上高
19:30 GBP ベイリーBOE総裁発言
21:30 USD 新規失業保険申請件数
5月15日(金曜日)
00:15 CAD ポロズBOC総裁発言
03:00 MXN メキシコ政策金利発表
07:30 NZD NZ製造業PMI
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