6月11日日経平均、ダウ天井を当てた井上哲男氏の「RSI合計」の解説で投資家のベース知力をアップする
昨日の09:18配信の記事【潮流1058 RSIと東証REIT指数2】 で
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注目のRSI合計であるが、先週金曜日に「日経平均RSI合計に何よりも注目」と書いたが、今週に入ってからの数値の変化を記すと、ダウのそれは、155.49%→ 160.66%→ 160.63%と法定速度外に達し、既に法定速度外にいた日経平均の値は、173.91%→ 176.69%→ 177.66%と、“限界値”180%に極めて近づいてきた。両グラフを添付するのでご覧頂きたい。
日経平均については「Sign」でお伝えしているように過熱感のフル点灯状態が続いており、その継続日数は、昨日時点で、史上初の10日となった。それまでの記録(2005年以降)は6日、また、1期間(一度途絶えてもまたフル点灯)における示現日数のこれまでに最高が8日であったことから、それさえも「継続日数」というさらに強い形で抜いてしまったことになる。ここ2日間の、なかなか上値を取りに行かれない重さは、当然の状態であるといえる。
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と天井圏にいることを記述した井上哲男氏の想定通りダウ、日経平均共に天井を打って一気に下げた。
RSI合計の凄さについては、3月の日経平均、ダウの底を当てたことに、井上 哲男『相場の潮流』 2020年04月09日 08時48分 で、言及している。
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井上 哲男『相場の潮流』 2020年04月09日 08時48分
本日は久しぶりにRSI合計のグラフを掲載するが、結果から述べ
具体的な数字を書くと、ダウのRSI合計が底値をつけたのが、3
なぜこのようなことになったのかは、RSI合計の数値の小ささが
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本日の解説では、下げた理由とRSI合計に関する説明を追加しながら、今後のマーケット見通しについても述べていますので、「潮流」の全文を掲載しておきます。
投資家のベース知力をアップさせてくれる 井上 哲男『相場の潮流』 の今後の解説にも、ご期待ください。
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潮流1059 根拠無く上げ、理由なく下げただけ
配信日:2020/06/12 09:24
当然ながら、東証REIT指数、日経平均の今回の急落度に関する比較の連載は、今日についてはお休みする。
やっと下げた。
昨夜のダウの史上4番目(これも意味はない。コロナショック時に連発したから)の下げの理由として、前日のFOMC云々が指摘されているが、理由を探して“とってつけただけ”であり、理由を探しても、無いときはないのだ。無いものから探したものはウソでしかない。
PERなどのバリュエーションという“根拠”が無い状態で上昇し、過熱感から“理由なく”下げただけ。それが、この3週間の相場である。
昨日まで指摘し続けたRSI合計のグラフを、本日は、ダウ、日経平均それぞれの左に、ローデータを載せてお送りする。
今回、3月の大底の日を、日経平均RSI合計がピタリと当てたことにより、「底をあてた指標ゆえ、今回の一旦の天井も示唆するであろう」と予言したが、ローデータが示すように、(昨日まで書いていた“限界値”180に近づいた)一昨日がRSI合計、そして、日経平均の天井となった。
「RSI合計」については、ずっと、“MVP”の称号を与えてきたが、今回も恐れ入ったという印象を持つ。
さて、ここからの展開であるが、理由なく下げたのであるから、病因はなく、適当なところで反発し、テクニカルが支配的な相場に戻るであろうと考えている。そして、おそらく、米国市場が下げても、翌日の日本市場が強さを見せるということが早晩起きることも予想しておく。
これに備えて、次に見るべきは、毎日「Sign」に記している、日経平均3乖離の「プラス5%」、「マイナス10%」、「マイナス15%」の「マイナス10%」の水準である。
今朝配信した(今日の)「マイナス10%」水準は2万0584円。これから追っていくとしても、この「マイナス10%」水準にまで接近せずに再浮上を果たすことが予想される。そのため、来週以降、新たな水準も追加することを考えることとする。
written by Hayakawa
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