債券金利とダウで環境認識し通貨売買タイミングを計る優秀なトレーダーの手法
FXの投資家は、まず、ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析をどのように学べばいいのか?と考え、本、Webコンテンツを読み、FX会社主催等のセミナーに参加して、徐々に知識を得て行くといったケースが多いのですが、いろんな意見を参考にすることで迷い、遠回りをしていると感じていると聴くことが多々あります。
twitterでも莫大なフォロワーから支持される えれ 氏 の ライントレード&ファンダメンタルズ分析によるデイリーレポート は、その遠回り感を払拭してくれるコンテンツとして、強くお勧め出来ます。
初回の執筆内容からその理由をご説明しましょう。
『株式、債券、商品へ投資するために為替が動くという流れが自然な流れになります。
相場全体を把握する上で債券金利や株式チャートを使って環境を認識し、為替に落とし込むといったやり方で分析を進めます。
なぜなら、例えば米国の投資が進むようならダウ、S&P、ナスダックが上がります。
投資というのは株式以外にも不動産なども含まれるため見た目の数値ではわかりにくい物もあるかもしれませんが本質的にはこのようになります。』
と書かれていますが、ほぼウィークデイの毎日、債券金利や株式チャートを使い相場全体を把握するための環境を認識し、その後、為替に落とし込む分析レポートを書き続けておられます。
2020/10/15追記
昨日、取材してお話を再度伺いましたが、トレーダーの方に参考になるお話しでしたので追記をさせていただこうと思います。
『投資は、FXから入り20年間近くブルームバーグ、ロイター、ウォールストリートジャーナル、日経本紙などを隅から隅まで読んでいる。
変わっ人だと思われるかもしれませんが、ウィキペディアが登場したころから、世界のあらゆる国のウィキペディアの記事を読んで、それらの国の人口動態、主要産業、紛争などの地政学的リスクなどを知ることが趣味のようだったことも、国家間のパワーバランスを把握することに繋がっており、あらゆる金融商品の値動きを捉える際に役立っている。
これらの知識を多年に渡り毎日入れて、米国債券、ダウ、日経平均、各通貨ペアのチャートを見続けてきたので、ファンダメンタルズが値動きに及ぼすメカニズムが分かってきたと思う。
主にネットで知り合った元金融機関のプロップトレーダーの人達からも様々な情報を教えてもらいますが、ファンダメンタルズの分析はみなさんそんな感じで行なっているということでしたので、自分がやってきたことは正しかったんだと思います。
しかし、ファンダメンタルズ分析は、長年の経験などから、あの時はこうだったから似た状況の今回はこうなるだろうという風に、積み重ねた知識と経験がものをいうので、トレード経験が数年間の人がファンダメンタルズを使った売り買いの判断は難しいと思う。
他方のテクニカル分析は、私もラインを引いて行なっているが、3年5年という期間でもマスターできると思うので、人に説明したり教える時はテクニカル分析を題材にしている。』
と話されました。
毎日の分析レポートをご紹介しましょう。
ここでは、7月5日の相場環境認識、週末相場分析の記事から、具体的な分析事例をご紹介したいと思います。
『7/5 相場環境認識
以下の画は、米国10年債利回り、俗に10年金利と呼ばれる物です。
ダウのチャートになります。
このように10年金利、ダウを見て、環境認識を行なう訳です。
そして、続いてドル円です。
『7/5 週末相場分析
よろしいですか?