上値を追う勢いはデータとしては何処に現れるか 荒野浩氏
日経225
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上値を追う勢いはデータとしては何処に現れるか
配信日:2020/11/13 07:00
20日平均の乖離率+3%以上
欧米株式の動き、日経平均の夜間取引等から判断して、日経平均の連騰は8日で終わり、
今月初めての前日比マイナスになりそうです。前日比2%を上回るような下落にならない限りは
連騰の後の当然の一服と考えてよいと思われます。
当面のポイントとしてきた20日平均に対する乖離率は月初以来、下表の通りとなっています。
(対20日平均乖離率)
11/01 ▲0.81% 11/04 +0.84% 11/05 +2.44% 11/06 +3.22%
11/09 +5.13% 11/10 +5.11% 11/11 +6.59% 11/12 +6.89%
上値を追う勢いは乖離率が+3%以上の水準を維持できるかどうかで決まります。
足下では先週の金曜日から5日連続で+3%を上回っています。
今年に入って、+3%以上の乖離率を5日以上連続で記録したのは下表の通りです。
+3%以上の期間 日数 期間中の高値まで
4/07~4/20 10日 +1,321円
5/25~6/11 14日 +2,790円
11/6~12 5日 +1,415円
+3%の乖離率を維持している限りは上値を追う勢いは弱まらないということになります。
昨日現在の20日平均は23,876円です。昨日時点の+3%乖離は24,592円です。
25,000円台を維持できている限りは堅調相場は続くと考えられます。
大幅安に見舞われない限りは上値を追う余地は残っていることになります。
written by Hayakawa
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