日本株が上昇する時 海外勢が買い越し、米国株の上昇がサポート 荒野浩氏
日経225
売り圧力の弱さが常態化しています。それでも売り圧力が弱いという事実は株価が
下がりにくい、下値は固いということにつながりますが、上がることに直接は結び付きません。
日本株が上がることは何によってもたらされるかといえば、海外勢が大きく買い越す時で、
背景には米国株の大幅上昇があります。
下記に空売り比率が30%台で下がりようがない時に海外勢が大きく買い越した週を
示しました。日米株の上昇幅も一緒に示しました。
週 空売り比率 買い越し額 日経平均 NYダウ
~05/29 38.6% +4,058億円 +1,489円 + 917ドル
~06/05 37.1% +7,827億円 + 985円 +1,727ドル
~07/17 39.3% +2,525億円 + 405円 + 596ドル
~08/14 38.7% +9,899億円 + 959円 + 497ドル
~10/09 39.5% +5,866億円 + 589円 + 904ドル
~11/06 39.3% +10,993億円 +1,348円 +1,821ドル
~11/13 36.6% +1,060円 +1,156ドル
(計) +6,835円 +7,618ドル
(注)今週の買い越し額は未発表ですが、大きく買い越していたと推定されます。
売り圧力が低水準で、海外勢が大きく買い越せば、確率100%で日本株は上昇しています。
背景には当然のように米国株高があります。
3月安値から最初の株高は売られ過ぎた反動の戻りだったと思いますが、PBR1倍に
戻った(5/19、20,433円)後の上昇は上記の時がすべてといっても過言ではありません。
上値の高さは海外勢の買い越しが続くかどうかにかかっていますが、空売り比率の低さ
から逆算しても続くと考えています。
×
よろしいですか?