2021年4月10日（土）晴れ

・新型コロナウイルスで経済状況や将来への不安が広がったとみられ、

　コロナ禍の影響が測れる昨年12月から今月1月、多くの国で出生数は10～20％落ち込む。

・政府9日の新型コロナウイルス対策本部で、東京、京都、沖縄の3都府県で緊急事態宣言に準じる措置を取る「まん延防止等重点措置」を適用する。

　12日からで、京都と沖縄は5/5、東京は5/11まで。既に実施中の大阪、兵庫、宮城を含め対象が6都道府県に広がる。

・英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズが東芝　<6502> ［終値4265円］に「提出した4倍種提案の詳細がわかる。

　政府系ファンドの産業革新投資機構（JIC）や事業会社の参加を想定し、1株5000円出の買い取りを提案。

　7月初旬にもTOB（株式公開買い付け）を実施し、10月の上場廃止を想定。

　アクティビスト（物言う株主）との対立が続く東芝を非公開にして企業価値を高め、約3年後の再上場目指す。

・政府は東京電力　<9501> ［終値356円］福島第1原子力発電所の敷地内にたまる処理水に関して、海洋放出する形で処分する方針固めた。

　13日にも関係閣僚会議を開いて正式決定する。2年後めどに海洋放出を目指す。

・巨大IT（情報技術）企業などを念頭に置くデジタル課税の国際ルールづくりで米国が新たに提案。

　売上高と利益率の規模で機械的に対象を決める。

　対象を世界で100社ほどに絞り込む内容。具体的な数値基準はまだ示していない。

・経済産業省は温暖化ガスの排出量の多い石炭火力発電所を国内で減らすため規制を強化する。

　新たな基準などで発電効率の高い発電効率の高い発電所に絞り込む。

　低効率の古い石炭火力の多くが2030年にかけて休廃止や更新が必要になる。

・脱石炭火力は欧州が強く主張。

　フランスは2022年、産油国ドイツも38年と、年限を区切り石炭火力を全廃する方針。

　石炭火力には海外投資家の目の厳しさが増す。

　ESG（環境・社会・企業統治）投資家の国際組織PRIなど3団体は3月、梶山弘志経済産業相に対し建設前の石炭火力計画の中止など求める公開書簡送る。

・世界で今春、インフレが進むとの見方が広がっている。

　米国は13日公表の3月の物価上昇率が1年1カ月ぶりに2％を超えそう。

　景気の過熱懸念が高まれば金融緩和の修正につながる可能性もある。

・経済産業省9日、脱炭素社会の実現に向けて企業の研究開発を支援する2兆円基金の配分対象となる18事業公表。

　洋上海洋発電や太陽光発電の低コスト化や水素の供給網の確立、自動車蓄電池の開発などで、

　今後、事業目標や配分金額などの詳細を決めた上で公募を始め、2021年度上半期にも事業化に着手する。

・イオン　<8267> ［終値3212.0円］経営が転換点にある。

　9日発表、2021年2月期連結決算、最終損益が710億円の赤字（前の期は268億円の黒字）と過去最大。

　コロナ禍での店舗休業や客数減などで総合スーパー（GMS）だけでなく、テナント運営や金融事業も悪化。

　デジタル関連の売上高で1兆円という目標を掲げ、巻き返しを図るがモデルとする米ウォルマートの背中は遠い。

・安川電機　<6506> ［終値5910円］新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいた受注がほぼ3年ぶりにプラスに転じた。

　中国での好調に加え、国内や米州でも持ち直しており、2022年2月期の純利益は317億円と前期比67％増見込む。

　主要国で製造業の投資意欲が戻りつつあることを示唆する。

・レオパレス21　<8848> ［終値154円］経営再建に不透明感が漂う。

　9日、3月の入居率は81.72％と前年実績より1ポイント強下がり、32カ月連続で前年を割り込んだ。

　損益分岐点の80％は上回ったが、かき入れ時の入居率としては低水準。

・中国金融機関の不良債権が再び増え始めている。

　中国工商銀行など四大国有銀行の2020年末の残高は前年末比22％増。

　新型コロナウイルス対策に伴う返済猶予措置が終われば、不良債権はさらに膨らむ恐れも。

・日本経済新聞社と日経QUICKニュースまとめた中国エコノミスト調査、

　中国の2021年の国内総生産（GDP）伸び率の予想平均値は8.5％と、20年12月前回調査（8.2％）から上振れた。

　21年1－3月期の成長率予想の平均は17.9％と、マイナス成長だった前年同期の反動を見込む。

・世界各国・地域の新型コロナ感染者数（前日比死者数）4/9午後4時現在、米ジョンズ・ホプキンズ大まとめ　世界全体1億3396.31万人（14440人）

　米国31002264（1000）ブラジル13060542（780）インド13060542（780）フランス5000155（752）ロシア4563026（358）英国4384954（53）

　イタリア3717602（487）トルコ3689866（258）スペイン3336637（142）ドイツ2966789（294）ポーランド2499507（958）コロンビア2492081（247）

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